【Day3】EKSクラスタを構築せよ!~道場を建てる~
🥋 はじめに:修行の舞台を建てるときが来た
道具(AWS CLI・kubectl・eksctl)は揃った。
次なる修行は――道場=EKSクラスタをこの手で築くこと!
これは、EKS道場における第一の壁。
しかしご安心を。今回は eksctl という奥義を使えば、
実は意外とあっさり超えられるかもしれません…!
🧱 EKSクラスタとは何か?道場の設計図を知る
まずは基礎から確認しておきましょう。
- EKSクラスタ = Kubernetes の「制御の頭脳(コントロールプレーン)」と「働く兵(ノード)」を持つシステム
- AWS EKS = このKubernetesの複雑な部分を“マネージド”で提供してくれるサービス
- コントロールプレーン = クラスタ全体を管理・監視する司令塔(EKSが自動管理)
- ノード = Pod(アプリ)を実行するEC2インスタンスなど
🏗️ eksctlでクラスタ構築:最短ルートを歩む
いよいよ構築です。使うのは、前回インストールした eksctl!
※awsプロファイルが必要になります。まだ作成されていない方は、aws configureと打って、プロファイル登録を行ってください。
eksctl create cluster \
--name eks-dojo \
--region ap-northeast-1 \
--nodegroup-name node-group \
--node-type t3.medium \
--nodes 2 \
--nodes-min 1 \
--nodes-max 3 \
--managed
コマンドを流すと、下記のようにログが表示されます。

構築されています…!

各オプションの意味
| オプション | 説明 |
|---|---|
--name |
クラスタの名前(任意に設定可能) |
--region |
クラスタを作成するリージョン(今回は東京:ap-northeast-1) |
--nodegroup-name |
ノードグループの名前(EKSが使うEC2のまとまり) |
--node-type |
使用するEC2インスタンスの種類(例:t3.medium) |
--nodes |
初期に起動するノードの数 |
--nodes-min |
オートスケーリング時の最小ノード数 |
--nodes-max |
オートスケーリング時の最大ノード数 |
--managed |
AWSのマネージドノードグループを使う(これがシンプルでおすすめ!) |
⏳ クラスタ構築中にやっておくと良いこと
このコマンドを実行すると、裏側で以下のようなAWSリソースが自動的に作成されます:
- ✅ VPC・サブネット(ネットワークの基盤)
- ✅ IAMロールとポリシー(権限設定)
- ✅ ノードグループ(実際にアプリが動くEC2)
- ✅
kubeconfigの更新(kubectl用の設定ファイル)
クラスタの構築には 10〜15分程度かかるので、その間にAWSマネジメントコンソールで以下を見てみるのもおすすめです:
- EKS:クラスタの作成進行状況
- EC2:ノードとして立ち上がるインスタンス
- VPC:自動生成されたネットワーク構成
- IAM:自動で作成されたロールやポリシー
クラウドの裏側で何が起きているのか、目で見て理解するチャンスです👀
✅ クラスタができたか確認しよう!
構築が完了したら、まずは kubectl コマンドでノード(EC2)が動いているか確認してみましょう。
kubectl get nodes
🧱 よくあるつまずき:第一の壁を乗り越えるために
構築時にハマりやすいポイントと、その対処法を紹介します。
❗ IAMのエラーが出る
✖ Failed to create cluster: AccessDeniedException: User is not authorized...
❗ kubectlで接続できない
Unable to connect to the server: getting credentials: exec plugin: invalid config
→ kubeconfig が設定されていない可能性があります。
以下のコマンドで手動更新しましょう:
aws eks --region ap-northeast-1 update-kubeconfig --name eks-dojo
❗ リージョンが間違っている
Error: No cluster found for name: eks-dojo in region: us-west-2
→ --region に指定した値が正しいか確認しましょう。
東京リージョンは以下の通りです:
ap-northeast-1
❗ ノードが表示されない
kubectl get nodes
を実行しても何も表示されない、または NotReady 状態の場合:
- EC2コンソールでインスタンスが起動しているか確認
- セキュリティグループの通信が許可されているか確認
少し時間をおいて再確認(初回は反映に時間がかかることがあります)
🧘♂️ まとめ:第一の壁を越えた
これで、あなた自身の EKSクラスタ が完成しました!
クラウドの世界に「自分のKubernetes環境」を持てたというのは、非常に大きな一歩です。
EKSのクラスタ構築は、ネットワーク・権限・ノード・接続…と学びの宝庫。
初めての構築は戸惑うことも多いですが、それもすべてスキルになります。
次回以降はこのクラスタを使って、
- Pod(アプリケーション)のデプロイ
- サービスによる公開
- ログの取得やトラブル対応
といった「運用スキル」に入っていきます!
次回予告 📢:EKSクラスタにPodをデプロイ! ~魂を宿す~
道場(クラスタ)はできた。
次なる修行は、このクラスタに アプリケーションという“魂”を宿す こと。
EKSの基本ユニット「Pod」を使って、
Kubernetesの実践的な使い方に一歩踏み込んでいきましょう。
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それではまた明日、EKS道場でお会いしましょう!押忍🔥

