論文管理ツールZoteroを使って利便性の高いbibファイルを作成する

論文の管理にめちゃめちゃ便利. webページから自動的にタイトル, 著者, abst, pdf, etc. を読み込んでくれて, bibファイルへの書き出しもユーザーで自由にそのスタイル変えられて便利. Zotero上で文献を更新すると, bibファイルも自動で更新してくれる優れもの!

Zoteroのインストール

Zotero公式サイトにおいてchrome版と共にインストール.

ZoteroにLatex bibitexのための拡張機能(better bibtex)を導入するために(これがあるとcitationのときに便利)ここの右上のlatest releaseをクリックして.xpiファイルを保存.

ZoteroのTools -> Add-onsをクリックして.xpiファイルをドラッグ. その後再起動を繰り返してアドインがZoteroに入る.

ZoteroのEdit -> Preferencesをクリックしてここで設定を色々変更できる. とりあえず, 書き出しの際に邪魔になるabstract, file, dolをエクスポートしないように設定した.

自動でcitationを作成してくれるがその名前を好みの形に設定.

Web上で保存をするときにSnapshotはいらないので(デフォルトでは入る), 設定で保存する対象を決定. (現在はBibtexとPDFを設定.)

Zoteroに蓄えたい論文のページに行って右上の拡張機能ボタンを押す.

そうすると自動的にPDFやその他もろもろの情報がZotero上に保存される!

各雑誌サイトにおいてbibtex形式にcitationを書き出す. ZoteroにおいてFile -> Importをクリックして保存したbibtexファイルを取り込む.

論文を溜め込んだら, 書き出したいフォルダを右クリックしてExport Collectionをクリック.

そしてFormatをBetter BibLaTexに変更して書き出しの際の各種オプションを選択. ここで, keep updatedにチェックを入れておくとZotero上のフォルダ内で変更があったときに, 自動で書き出したbibファイルを更新してくれる!

physicsやmathでよく使う形式(Journal of Physics and Math)を導入するために, preference -> citeのget additional styles..ボタンを押して追加. もしほかの分野の形式も取り込みたければここから適宜できる.

preference -> ExportにおいてDefault formatをJournal of mathematical physicsに変更.

各論文のcitationの名前は論文の名前をクリックして右のinfoにおいてCitation Keyにあるので, 引用の際にbibファイルを再度開く必要はない!

また, 今回作成したbibファイルを実行したり, LaTeXを実行したりする環境構築やテストコードに関しては以下のページにまとめていますので, 良ければご活用ください.

以上です. 快適な論文管理ライフを!

参考: Zotero+BibTeXで参考文献の出力を自動化&論文の引用で出てきた順にソートする