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Oracle NetSuiteAdvent Calendar 2024

Day 13

NetSuiteでどのように個人情報を削除するのか?

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近年、個人情報保護への関心が急速に高まっています。個人情報保護法やGDPR(General Data Protection Regulation: 欧州一般データ保護規則)やCCPA(California Consumer Privacy Act: カリフォルニア州消費者プライバシー法)といった法規制の影響で、企業はデータ管理の透明性を確保し、個人情報を適切に削除する仕組みを構築することが求められています。

しかし、現実にはこれを実現するのは簡単ではありません。特に、複数のシステムやデータベースに情報が分散している場合、特定の個人情報を探し出して完全に削除するのは非常に時間がかかる作業です。

NetSuiteの個人情報削除機能

NetSuiteでは、顧客や従業員の個人情報を効率的に管理し、必要に応じて削除するためのツールが用意されています。この機能は、以下のようなプロセスを簡素化します:

対象データの特定

個人情報を保持しているレコードを迅速に特定します。たとえば、顧客名、メールアドレス、取引履歴などのデータを検索できます。

データ削除の管理

削除の対象となるデータを確認し、ポリシーに従って安全に削除します。このプロセスはログに記録されるため、監査対応も可能です。

自動化と一貫性の向上

手動プロセスによるエラーを防ぎ、削除基準を標準化することで、コンプライアンスリスクを低減します。

実際、どのように削除しているのか?

スクリーンショット 2024-12-04 14.51.22.png

こちらは「新規個人情報リクエスト」機能の画面です。
データの種類を特定して、該当データを特定して、名前などを削除して特定の文字列に置き換えます。
こちらにあるように
・文字列は PI_removed に
・電話番号は 0000000000に
・電子メールもダミー PI_removed@example.com (電子メールフォーマットがあるため)
・URLもダミーアドレスに 
・日付も設定されます

また、「無効化」処理もできますが、こちらはデータはあるけど表示されてない設定にする機能です。
販売が終わって商品などに対して設定することが多いですね。

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