この記事は豊田高専コンピュータ部アドベントカレンダー8日目の記事です
iOSアプリを自動でデプロイしたい
BitriseでiOSアプリのCI/CDを回そうとしたとき、iOSアプリ特有のProvisioningをBitriseが自動で行ってくれるAutoProvisionで躓いたのでその備忘録にしたいと思います。
前提条件
- すでにBitriseにiOSアプリを設定している
- あとはProvisioning通してBuildするだけ
- Apple Developer Programに登録済みである
やったこと
これは初心者が試行錯誤の末動いたやり方なので足りなかったり多かったりした場合はコメントで指摘してもらえると助かります。
BitriseのアカウントにApple Developerアカウントを紐付ける
これ、割と忘れがちな気がするのですが(自分がそうだった)あまり他の記事ではちゃんと書かれていなかった気がするので忘れずにやっておきましょう。
右上のアイコンからAccount settingsを選んで左側のConnected AccountsからApple Developer Accountを選択し、サインインしてください。
あとは回したいプロジェクトのTeamのConnected Apple Developer Portal Accountに先程追加したアカウントを設定します。
設定としてはこれで完了です。
Code Signingの設定
これはどの記事でも書いてありましたが割とここでも躓いたので書いておきます
projectのWorkflowからCode Signingのタブに飛びます。ここにcertification fileを投げるわけですが、certification fileを作る部分は他記事を参照してください。
作ったCertificationを投げてもパスワードが打てなかったのですが、パスワードを可視状態にすると打てるようになります(これに気づかず結構時間を消費したので気をつけてください。っていうかこれはセキュリティ的に大丈夫なのか?)
ちなみにここで設定するCertification fileはadhocにしてないと他の人に使ってもらえないので注意が必要です。
また、Adhocでビルドする場合はWorkflow EditorのAuto ProvisionのところとArchive & Exportの部分でもAdhocを設定しなければならないので気をつけてください。
Code Signingの設定はこれで終了です。
以上の設定を忘れずにやればビルドが通るようになるはずです。試してみてください。
まとめ
他記事では全部が書いてなかったり公式ドキュメントではかなり端折った説明になっているので少し分かりづらいかもしれませんが慣れればすぐにiOSアプリのCI/CDが組めるようになるのでBitriseとてもおすすめです。ぜひ使ってみてください
あとがき
Workflowはprimaryとdeployに分けて作ったほうがいいです。Workflowを一本しか作ってなくてpushするたびにdeployされるとちょっと鬱陶しいです。