はじめに
新人SREエンジニアの AWS SAA(Solutions Architect Associate)合格体験記 です。
実際に受験したリアルな感想を、これから受ける人向けにまとめていきます。
筆者の前提
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジニア歴 | 2年(受験は3年目に入ったタイミング) |
| 〜1年半 | フルスタックエンジニア。AWS(EC2・VPC・CloudFront・WAF・S3 など)を軽く触りつつ、フロント/バックのコーディングも担当 |
| 直近半年 | 転職してSREエンジニアに。AWSのEKSをメインに担当 |
実務でAWSをある程度触ってきた状態での受験、というのが前提になります。
受験のきっかけ
現在所属している会社がクラウドネイティブを推進する会社で、周りはAWSやGCPの上級資格を持っているのが当たり前。何も資格を持っていない自分が、だんだん恥ずかしく思えてきました。
それに、今までノリ・アウトプット主体でAWSを構築してきたけれど、
- このままだとお客さんへの説明や構築のたびにリーダーへ負荷がかかる
- 理解しないまま手を動かしているのも気持ち悪い
…という課題感もありました。
あとは、シンプルに 何か実力を証明できるものが欲しかった。
そして ドヤ顔したかった ← これが一番デカいです。
結論:受けて良かった
AWS SAA、受験して良かったと思います。
- 自信がついた
- 知識の整理になった
- 実装スピードとインフラへの理解が進んだ
おすすめの勉強法
最短で合格したいなら
Udemyの模擬試験を解きまくって、解説を理解する。これをひたすら繰り返す。
おすすめのUdemy問題集はこちら 👇
https://www.udemy.com/course/aws-knan/
とにかく問題を解いて、解いて、解きまくる。アウトプット重視です。
| 学習ペース | 内容 |
|---|---|
| 1日あたり | 約2時間、問題演習 |
| 期間 | 約1ヶ月 |
| 合計 | およそ60時間 |
自分は実務経験があり実装イメージが持てていたので、インプット(解説の読み込み)のみで十分 でした。解説を読めばミクロな内容は理解できます。
ただ、全体像は解説だけだと理解しづらい ことがあるので、適宜以下の無料書籍を参照すると良いです。図解が豊富でわかりやすいです。
理解を深めつつ合格したいなら(AWS未経験の場合)
AWSを触ったことがない人は、実際に検証環境を触りながらでないと厳しい と思います。コンソール画面をイメージできないと、理解が深まらない箇所があるからです。
例えば、
- EC2のユーザーデータってどこから呼び出してるの?
- OSって何が選べるの?
といった話は、文字情報だけだと分かりづらいです。手を動かしながら進めましょう。
実務に活かせるか
正直に言うと、実務にそのまま活かせるかは微妙 だと思います。
クライアントの要件に合わせて技術選定するような部分は、どれだけインプットをこなしても実務経験には勝てません。
ただし、細かいところで実装スピードが上がる のは実感できました。
- IAMポリシーやロールのアタッチなどは、概念を理解するとEKS周りの実装がすんなり早くなった
- 構築時に必要なパラメータがパッと思いつくので、整理しやすくなった
なので、
- 実務に活かしたいなら、実務をガチった方が定着は早い
- 資格勉強はどちらかというと、自信をつけたり知識を整理するため と捉えるのが良い
いずれにせよ、やって損することはないです。
受験する際の注意点
とにかくテストセンターで受験すること。
自宅受験だと、カンニングしていないか細かくチェックが入るらしいです。
他の受験者に聞いても、口を揃えて「絶対にテストセンターで受けろ」と言われました。
学習するときのポイント
意外と ストリーミング系(Kinesis) などの話も出てきます。AWSの全般的なサービスについては、ひととおり知っておいた方が良いです。
この辺りは割とCLF(Cloud Practitioner)に準拠しているので、CLFを受験しておくとすんなりいける かもしれません。
また、実装するときの細かい仕様も問われます。実際に出た例を2つ挙げます。
case1: DynamoDB の一貫性モデル
DynamoDBの読み取り整合性の種類について問われました。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| Eventually Consistent Reads(結果整合性) | 標準設定。多少遅れても最終的に最新状態に追いつく。パフォーマンスが高い |
| Strongly Consistent Reads(強整合性) | 必ず最新のデータを返す。遅延が増える可能性あり。重要なトランザクションや整合性重視の場面で使用 |
case2: EFS の通信プロトコル
Amazon Elastic File System(EFS)が使用している通信プロトコルはどれか。
- SMB(Server Message Block)
- NFS(Network File System) ← 正解
- AFP(Apple Filing Protocol)
- iSCSI
上記はまだ浅い例で、本番ではもっと深いところまで問われた気がします。
ただ基本的には、オートスケーリング・権限・ベストプラクティス 的なところが中心です。
ここさえ押さえておけば5割くらいはいけると思います。特に以下のサービス周りは重点的に。
- EC2 / VPC / Auto Scaling
- SQS / S3
- IAM / Lambda
受験するなら:まず受けてみよう
ある程度まで模擬試験を解きまくったら、あとは 自分の知っている範囲の問題が出るかどうか の勝負になります。なので、一旦受験してしまった方がいいです。
自分は模擬試験で9割取れるところまでいきましたが、本番は 800点くらい でした。
「本番やってもわからねー、終わった…」と思いましたが、結果は合格。
とりあえず受験して、感覚をつかみましょう。
最後に
バックエンド・インフラ・SREをやっているなら「SAAは持ってて当然だよね」的な空気はありますし、やって損することはありません。合格できれば自信も持てます。
受験してみるのオススメです!!