※(2020/6/15追記)
MIERUNEとMapTilerによってQGISにすぐ取り込めるプラグインが開発されましたので、こちらの記事もおすすめです!
MapTiler公式QGISプラグインでベクトルタイルを素敵に表示しよう
2020年1月27日より、MapTilerの日本向けサービスが始まりました
※プレスリリースはこちら
※InternetWatchさんによる紹介はこちら
MapTilerとはスイス発の地図提供プラットフォームで、様々な美しい地図をwebやアプリで使用することができます。これまでIBM・RedBull・NASAのサービスなどでも使用されており、月10万リクエストまで無料なフリープランがあります。今回はQGISでサクッとMapTilerを読み込む方法を紹介します。
まずMapTilerJPにアクセスし、アカウントを作成するために右上のSign in をクリック
アカウント作成画面になりますのでemailでもGoogleアカウントのどちらかを選択します
MapTiler cloudの管理画面になりますので、下にスクロールしていくと
日本のMIERUNEとかいう会社さん()が提供しているJP MIERUNE Streets
スタイルを選択しましょう。
MIERUNEスタイルのデザインは元🍎のカートグラファーである森さんによるバージョンアップがされているので、より見やすく美しくなっています
JP MIERUNE Streetsの詳細情報画面になりますので、下にスクロールすると
web map tile service
の欄にAPIキーの入った wmts接続用アドレスがありますので、紙が重なったようなアイコンをクリックしてクリップボードにコピーしてください
※このほかにもTileJSON/XYZtile/JSON/iframeなどでもQGIS読み込めます
普段タイル地図をXYZtileお使いの方は、XYZ形式のほうがわかりやすいかもしれません
(無料/有料プランで使える形式が異なりますのでご注意を)
QGIS(v3以降)を起動し、ブラウザパネルのWMS/WMTSレイヤで右クリック
新しいWMS/WMTS接続を作成する
ウインドウで、
- 名称…(適当)に
MIERUNE
- URL…さっきコピーした
https://api.maptiler.com/maps/…
のアドレスをペースト
ブラウザにMIERUNEレイヤが追加されるので、JP MIERUNE
をダブルクリックまたは、右クリック後レイヤをプロジェクトに追加する
を選択
QGISのマップキャンバスにあのMIERUNE地図が!
もし、POIやラベルが小さい・タイルかかすれているという方は表示したレイヤプロバティのシンボロジタブ内にあるリサンプリング
内の
- 縮小…平均
- オーバーリサンプリング…1.2
などにするといい感じになります
あと、Attributionは
© MIERUNE © MapTiler © OpenStreetMap contributors
になりますので、お忘れなく!
このほかにも様々なスタイルが準備されていますし、SDKやエディタも標準で提供されていますので、いろいろ試してみましょうー