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リアルタイム交通流データをQGISで表示してみる

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Last updated at Posted at 2026-08-01

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はじめに

都市の解析や災害時において、地域の交通状況はとても重要な情報となります。自動車メーカーさんなどは通行実績のデータ配信されていますが、独自形式だったり、ライセンスがしっかりしていたり、なかなかなお値段がして一般の方がGISなどに取り込むことはけっこう難しいです。
交通情報の世界的企業TomTomさんは世界すべてのリアルタイムの交通流データを一般的なXYZタイル画像で配信されており、すこしわかる方ならリアルタイムの交通流データを閲覧することが可能です、ありがたい。

ということでこの記事では、

  1. おためしAPIキーを取得
  2. QGISで表示

をやっていきます。環境は QGIS 3.44 on macOS です、windowsでもほぼ同じでしょう。

なお、地図タイル芸人として、このタイルの面白いところは、ラスタなのに随時アップデートされるところです。閲覧中でも勝手にパカパカタイルが変わって面白いです。

TomTomの交通流とは

各種ドキュメントをみると、このデータ元は、世界中のデバイスから匿名化された位置・速度データを大量に集めて、そこから「今この道が混んでる/空いてる」を表示しています。
また、日本国内のプローブについては、ジオテクノロジーズがポイ活アプリ「トリマ」から集めた高頻度プローブデータ(5秒/20m間隔)を匿名加工してTomTom Trafficに提供しており、2025年2月から国内販売も始まっています。

参考:

おためしAPIキーを取得

まずは開発者登録を行います。おためしならクレジットカード登録は不要で、メールアドレスのみで取得できます

  1. TomTom Developer Portal にログイン
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  2. Register/sign in をクリック
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  3. ここでメアド入力ではなく、 アカウントをお持ちでない場合、作成できますをクリック
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  4. ユーザーメアドを入力し、次へ
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  5. 4のメアドにコードが届くので入力
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  6. パスワード設定などを行う。nekochandaisuki123とかよりも記号入りで堅牢なパスワードにしないとOKといってもらえませんのでご注意を
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  7. とおればこの画面になるのでお好きに「はい」でもOK
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  8. ダッシュボード(My Apps) を開く

  9. 登録するとデフォルトのキーが1個できてますが、用途別にAdd new keyで作ってみます
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  10. キーの名前と、とりあえず全部盛りでにしてみます。なお、Webで一般公開する予定の人は、キーを作るときから "Domain whitelist"(Referrer制限)をかけておきましょう。
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  11. キーが生成されたあと、取得するにはこのKeyのXXX....XXXXをクリックするとクリップボードにコピーされます(ここで10分悩んだ)、これでキーが得られました。コピーしたキーはメモ帳アプリなどに一旦ペーストしておくと良いかもしれません。
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QGISに表示する

いよいよQGISでの表示をおこないます。
といってもよくある地理院タイルの追加などと同じく、XYZ Tilesの新規接続で終わりです。

XYZ Tilesの基本的な登録手順(ブラウザパネル → XYZ Tilesを右クリック → 新規接続 → 名前とURLを入れてOK → ドラッグ&ドロップで表示)は、QGIS LABのこの記事が丁寧なので、そちらを見てください。いやあ、いいサイトだー(棒)

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というわけで、この記事ではTomTom固有の設定だけ書きます。上の記事の手順でいう「XYZ TilesのURL」に、地理院タイルなどの代わりに次を入れればOKです。【】には上記で取得したAPIキーを入れましょう。なお【】も不要です。

交通流=Flowの場合は

https://api.tomtom.com/maps/orbis/traffic/tile/flow/{z}/{x}/{y}.png?apiVersion=1&key=【あなたのAPIキー】&style=light
  • 名前:TomTom_Traffic Flow などで
  • 最大ズームレベル:18
  • CRS:EPSG:3857

交通事象(工事・事故など)=incidentsを見たいときは上記の flowincidents に変えてください

https://api.tomtom.com/maps/orbis/traffic/tile/incidents/{z}/{x}/{y}.png?apiVersion=1&key=【あなたのAPIキー】&style=light

あとは背景に地理院淡色地図やOpenStreetMapを敷いて、その上にTomTomのFlowを重ねると、道路の混雑や事故情報などが乗っていい感じになります。

Flow(交通流) は、道路が本来のスピード(自由流速度)に対して今どれくらい出ているか=相対速度を色で表します🟢緑=スムーズ/🟡黄・オレンジ=やや混雑/🔴赤=渋滞/濃い赤=通行止めとなっています。

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参考:Flowの色凡例

Incidents(交通事象)では線の色=遅延の大きさ(詰まってるほど赤)、アイコン=事象の種類(事故・工事・閉鎖・悪天候・故障車など)を示します。
この図ですと左上には工事区間があり、右下では本来よりかかっている時間(分)が示されています。

image.png

参考: Incidentsの色(遅延の大きさ)アイコン種別 iconCategory

また、style=は二種類の色合いが出ます
lightは上記のようにやや明るめで、darkは濃いめになります

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ライセンス

まずはトライアルで見れるとはいえ、利用にあたってのライセンスはこちらです

TomTom 利用規約 / Legal 一覧

一部抜粋しますと

  • 帰属表示(コピーライト)が必要
    • 「© TomTom」表記を出しましょう
    • Map Display APIにはコピーライト取得用のエンドポイントもあります。
  • キャッシュ保存・再配布は制限あり
    • TomTomはデータの保存を原則NG、キャッシュも条件付き、派生物への利用も不可

などがあります

また、TomTomの無料枠(Freemiumプラン)は、この記事執筆時(2026/8)では1日あたりタイル50,000件+非タイル2,500件で、クレカ登録なし・商用利用OKとなっています。
Traffic Flow/Incidentsのラスタタイルはこの「タイル」消費となり、超過すると従量課金となります。なお最新の料金ページをご確認してみてください

FAQ
料金ページ

おわりに

こうやってTomTomさんのリアルタイム交通流データはQGIS上でもみれることができました。
ただタイルをみるだけでなく、QGISでほかのデータと重ねることでそれぞれのデータの価値がより上がるでしょう、たとえばGTFS-GOを使ってバス路線と交通流を重ねるとこんな絵も作れて、路線の改善などにも役立つかもしれませんね。
image.png

日本だけでなく世界もみえるのが大変萌えます、インドのデリーもみてみるとなんかワチャワチャしてますね、みんながんばってる。

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また、QGISで見れるということは Kumoyにものせることができます(リファラにはご注意を)。

Jul-31-2026 22-35-13.gif

リアルタイム交通流をちょっと試してみたい、という方はまずは使ってみて、そのあと実際に購入されてみるのもよいかもしれませんね💁‍♂️

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