1. レプリケーションとは
レプリケーションとは、データベースを別のデータベースに複製して同期する、データベース管理ソフトウェア(DBMS)の一機能のことである。
レプリカ(複製品)が語源なのではと予想。
引用:IT用語辞典バイナリ
2. レプリケーションのメリット
災害対策
バックアップとなる予備系を遠隔地に設置することで、広域災害時にディザスタリカバリが可能。災害大国の日本において、とても大きなメリットとなる。
複数設置可能
レプリケーションは、更新された差異のある点をリアルタイムに上書きを実施する仕組みであるため、短時間で複数にバックアップすることができる。
そのため、大容量でも設置することが可能。
負荷分散
マスターデータベースにアクセスが集中した場合に、その負荷をレプリケーションによって分散させることができる。この機能を負荷分散機能という。当然、レプリケーションしているDBが多いほどその能力は高くなる
障害対策 :フェイルオーバー
レプリケーションは、複製データを作成するストレージ環境が独立している。そのため、マスターDBのストレージに障害が発生することがあっても、レプリケーション用のストレージが被害を受けることはなく、サービス停止などを回避することが可能。
3. レプリケーションのデメリット
破損したデータが生じた場合
レプリケーションはマスターDBと同一の環境を複製するものである。そのため、マスターDBでデータが破損するようなことがあれば、その破損したデータも同期されることになる。バックアップとして、用いるものではないことがわかる。
コストの大きさ
マスターDBと同一の環境を用意しないといけない。加えて前項に記載の通り、バックアップを目的としていないため、バックアップサーバも別途用意する必要があり、その分管理工数、費用も増加する。
4. レプリケーションの種類
- ストリーミングレ(物理)プリケーション
データベースクラスタを一括で複製する。
下記で構築手法など詳細に記載
https://qiita.com/Yatsushi009/items/76895f73e133a32ed66e - ロジカル(論理)レプリケーション
テーブル単位、データベース単位に複製る
レプリケーションと意味を勘違いしやすい単語
- ミラーリング
- アーカイブ
- バックアップ