MobaXTermの概要
Windowsで使えるターミナルエミュレーター。
MobaXterm free Xserver and tabbed SSH client for Windows
良いと思ったところ
- 良いところの中で一番気に入っているのはX11 serverが入っていること
Mobaxtermを入れるだけで、X windowが飛ばせる。PuttyとかだとX serverを別にインストールしないといけない。 - VNC, RDPクライアントになる
VNC, RDPのクライアントになるので、VNC用に別にアプリを入れる必要がない。 - WSLのインターフェースにもなる
デフォルトでは、WSLはwindows内にコンソールのような形で起動するが、mobaxtermのコンソールを使ってWSLを立ち上げることができる。X serverが使えるので、X windowを使えるアプリをaptなりyumでインストールすれば、WSL-mobaxtermからGUIが使える。 - sshの接続先のファイルがダウンロードできる
sshで接続した際に、sftpも同時につなげているようで、ウィンドウ左のエクスプローラー様の場所を操作することで、ローカルとリモートのファイルをやりとりできる
.ssh/config
にいろいろ書いてlinuxのように使えるし、apt-get install
で、いくつかのアプリケーションも追加できる。
Windows側のファイルは、WindowsのCドライブが/mnt/c/
にマウントされているので、そこからたどればアクセスできる。
普通の人なら、Free editionで十分なはず。
MobaXTermの初期設定
アプリケーションのインストール
元々、apt-get install
で入れる方法を試していたのだけれど、もしかするとアイコン付きのメニューにあるPackagesから入れる方が良いのかも。なぜかapt-get install emacs
だと、警告が出てそれでもインストールを試みると、emacsがインストールされない症状が出たときにも、Packagesから入れたら入ったので。ちなみにapt-get install emacs
でうまくいかない時は、二度目にこのコマンドを入力すると、既にインストールされています という旨のメッセージがでて、何も進まない。
apt-get install
をつかったインストール
非推奨なのかもしれないけれど、一応書いておく:
apt-get install emacs
.bashrc
何はなくともとりあえず書いておくもの。
stty erase ^H
alias mv="mv -i"
alias cp="cp -i"
alias rm="rm -i"
alias emacs="emacs -nw"
export TERM=xterm-256color
Emacsを使うときに設定する項目
上の.bashrc
にも書いてあるけれど、以下を入れておかないと、backspaceを入力したときに問題が起きる。
stty erase ^H
emacsを使っているとき、ctrl + spaceを使うけれど、これがMobaXTermのショートカットと食い合っている。Settingタブ => Keyboard Shortcut 出てくるMacro Executeの箇所のショートカットを(None)に変える。Macro使いたい場合は、emacsと食い合わないキーの組み合わせに変える。
アプリ内のファイル一式
MobaXTermのファイル一式(何となくMobaXTermのアプリ/バイナリではなく、それが参照する設定ファイルが書き込まれたファイルいっしい)はWindowsの各ユーザーのドキュメント以下のMobaXterm/home
に一般ユーザーのhome以下があり、いわゆる/
以下はMobaXTerm/slash/(コンピューター名)
に入っている。