Ubuntu Server 22.03でWi-Fiに接続する方法
ネットワークインターフェースの確認
まず、使用しているマシンでWi-Fiに接続可能なネットワークインターフェースが存在するのか、認識されているのかを確認します。
ip link show
のコマンドで利用可能なネットワークインターフェースの一覧を取得します。
以下が実行結果
$ ip link show
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN mode DEFAULT group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
2: enp0s31f6: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state DOWN mode DEFAULT group default qlen 1000
link/ether c8:5b:76:22:06:83 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
3: wlp4s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UP mode DORMANT group default qlen 1000
link/ether e4:b3:18:7e:05:63 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
実行結果から3つのネットワークインターフェースがあるのがわかります。
- 1:
lo
はループバックインターフェースでIPv4では127.0.0.1、IPv6では::1が割り当てられます。
システム内部での通信を可能にするための仮想的なインターフェースです。
localhostにアクセスすると、このループバックインターフェースを通じて処理されます。 - 2:
enp0s31f6
は有線のネットワークインターフェースです。prifixのenはEthernetを意味しています。 - 3:
wlp4s0
は無線のネットワークインターフェースです。prefixのwlはWirelessを意味しています。
無線のネットワークインターフェースがあることを確認できました。
ネットワーク設定の編集
/etc/netplanはネットワーク設定を管理するためのファイルとディレクトリが格納されている場所です。
そちらに移動して、既存のファイルの一覧を確認します。
~$ cd /etc/netplan/
/etc/netplan$ la
total 8
-rw------- 1 root root 216 Nov 9 22:51 00-installer-config-wifi.yaml
-rw-r--r-- 1 root root 120 Nov 9 22:34 00-installer-config.yaml
00-installer-config-wifi.yamlというファイルがWi-Fiの設定を管理しています。
このファイルを編集していきます。
/etc/netplan$ sudo vim 00-installer-config-wifi.yaml
(うろ覚えですが、初めて開いた時はこんな感じでした。)
# This is the network config written by 'subiquity'
network:
version: 2
wifis:{}
以下を入力し、保存します。
- 使用しているマシンの無線のネットワークインターフェース(今回はwlp4s0)
- 接続したいWi-Fiの名前
- 接続したいWi-Fiのパスワード
# This is the network config written by 'subiquity'
network:
version: 2
wifis:
wlp4s0:
dhcp4: true
optional: true
access-points:
your_wifi_network_name:
password: "your_wifi_password"
ℹ️passwordの""を忘れないように!
設定の適用
以下のコマンドで設定を適用します。
sudo netplan apply
接続の確認
Wi-Fiに正常に接続されているかを確認するには、次のコマンドを実行します
ip a
これにより、アクティブなインターフェースとそのIPアドレスが表示されます。