ある日の我が家
ワイ「う〜〜〜〜〜ん・・・」
ワイ「うんうんうん・・・」
ワイ「うん!」
ワイ「分からん!」
娘(8歳)「どうしたの、パパ?」
ワイ「おお、娘ちゃん」
ワイ「あのな・・・」
初めて書くタイプのコード
ワイ「実は、個人開発の実装で行き詰まっててな」
娘「ふーん」
娘「どう行き詰まってるの?」
ワイ「ちょっと、今まで書いたことないような処理を書かなあかんくて」
ワイ「どうやって実装していいのかイマイチ分からんくて」
ワイ「ググってみても、あんまり情報も見つからんくて」
ワイ「それで、2時間くらい悩んでたんや」
娘「うんうん」
ワイ「でも、けっきょく実装の方針がぜんぜん思い浮かばへんのや・・・」
娘「そういう時は、まず適当に思いつきで書いてみるといいよ」
ワイ「えっ・・・なんで?」
ワイ「事前に策を練った方がええんちゃう?」
娘「ううん、とりあえず適当に書き始めて、失敗すればいいんだよ」
ワイ「ファッ!?」
ワイ「失敗すればいいって何やねん」
ワイ「アカンやろ」
娘「うーん、でも私の場合はそれで上手く行ったこと、何度もあるよ?」
ワイ「???」
ワイ「失敗して上手く行く・・・?どういうこと?」
能動的に失敗して、そこから学ぶ
娘「まずね?」
娘「どうにも策が浮かばないときは、適当に書き始めてみるの」
娘「こんな感じで行けるかな〜、くらいの感じで」
ワイ「ほうほう」
娘「それで上手く行けば儲けものなんだけど、まあ上手く行かないわけ」
ワイ「そらぁ、せやろな」
娘「でもね?」
娘「そうすることで───」
娘「あ、こっちの方向に行くと、こんな感じで失敗するんだ!」
娘「・・・ということは、もしかしたら・・・?」
娘「↑こういう学びがあるんだよ」
ワイ「おお、なるほど」
娘「それで、段々と方向が絞れてくる」
ワイ「あー、それはあるかもな」
娘「だから、方針がイマイチ見えないような時は」
娘「とりあえずやってみて、小さく失敗して、そこから学ぶ」
娘「このサイクルを繰り返して、アジャイルっぽく学習していくのがオススメだよ」
ワイ「なるほど、正解が分からないなら、まずはダメなパターンを経験して」
ワイ「それで的を絞っていく感じか」
娘「そうそう」
娘「それにね?」
娘「人ってなんか、ダメなものを見ると、その逆の良いものを想起するのか」
娘「なんか閃くことが多いんだよね」
ワイ「おぉ、なんかちょっと良さそうな気もしてきたわ」
ワイ「ワイもやってみるわ・・・」
その後
ワイ「うーん、とりあえず何となくコードを書き始めてみたけど」
ワイ「やっぱり、思った通りのものはできんかったわ」
ワイ「でも───」
ワイ「こんな感じで書くと、ここで、こんな風にダメになるな・・・!」
ワイ「↑こういう学びは確かにあったから、ちょっと的が絞れてきたかもしれん」
娘「それに、最悪Gitで元に戻せるから、何度でもやり直せるしね」
ワイ「せやな」
ワイ「取り返しのつかない失敗はしたくないけど」
ワイ「取り返しのつくような失敗なら、むしろ能動的にして行くくらいの気持ちでいいのかもな」
娘「そうだよ」
娘「何度も転びながら、いい感じの歩き方を身につけるんだよ」
ワイ「ええこと言うやん」
娘「それに、この考え方は」
娘「技術記事を書く時にも使えるよ?」
ワイ「そうなん?」
技術記事を書くのにも使える
娘「パパはよく───」
ワイ「この技術について分かりやすく伝えるには、どんなストーリーが最適なんやろか・・・」
ワイ「なかなか思いつかへん・・・」
娘「こんな風に、何日も思い悩んでるじゃん」
ワイ「せやな」
娘「私も昔はそうだったんだけど」
娘「ある時、とりあえず書き始めてみたの」
娘「方針は定まってないけど、とりあえずね」
ワイ「へー」
ワイ「それで、上手く行ったん?」
娘「ううん、やっぱり、イマイチな記事になったの」
娘「でも、やっぱりそのおかげで───」
娘「このストーリーだと、ここで矛盾が出てくるな」
娘「・・・じゃあ、こうすればいいんじゃ!?」
娘「↑こんな感じで、別のアイディアが浮かんできたの」
ワイ「そうかぁ」
ワイ「やっぱ、イマイチな例を具体的に体感することで」
ワイ「逆に見えてくる道があるんかもなぁ」
娘「そう感じるよ」
娘「うんうん悩んでたときよりも、実際に早く方針が定まったし」
ワイ「なるほどなぁ・・・」
ワイ「ワイも次の記事でやってみるわ!」
まとめ
- 最初から正しい方針が見えないときは、適当にやり始めてみるのもいい
- 上手く行かなかった経験を元に、的が絞れてくる
- 「これはイマイチだな・・・」を体感することで、その逆の閃きを得る
- 小さく失敗して、そこから学ぶ
- そのサイクルを繰り返して、アジャイルに学ぶ
- でも、取り返しのつかない失敗はしないようにする
〜おしまい〜
スペシャルサンクス
この記事は、カツタロウさん(同僚)の「アジャイルは学習法だ」という考え方にインスパイアされて書きました。
新しい記事もよろしくやで!
ChatGPTを使って漫画を描いてみた話やで!