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「技術記事って、別に書かなくてもよくないすか?」

Last updated at Posted at 2022-08-26
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※この記事はスライドモードでご覧ください


自己紹介

  • 氏名
    • 無職 やめ太郎(本名)
  • 所属
    • 株式会社ゆめみ
  • 役職
    • フロントエンドエンジニア

Qiitaでよく関西弁の会話形式の記事を書いています


〇歳娘「パパ、〇〇ってなぁに?」シリーズ など


この発表も、会話形式でおこないます


登場人物

  • ワイ(やめ太郎)
    • フロントエンドエンジニア
  • ふわせぐ君
    • 後輩のエンジニア

一人芝居

「技術記事って、別に書かなくてもよくないすか?」


ある日、株式会社ゆめみにて


ワイ「なぁ、ふわせぐ君」


ふわせぐ「はい、なんすか?」


ワイ「技術記事を書くことって、とっても意味のあることやと思わへん?」


ふわせぐ「そうすか?」


ふわせぐ「そんなに意味あるんすか?」


ワイ「いや、あるがな」


ワイ「プログラミングについて、自分が学んだことを」


ワイ「人に読んでもらうための文章としてまとめあげることになるやん?」


ワイ「そうすると、その過程で、自分の知識の曖昧な部分が浮き彫りになってきて」


ワイ「もう一回調べ直したりすることになるんや」


ワイ「そして、自分自身が学び直すきっかけになるんや」


ワイ「せやから、より理解が深まる」


ワイ「ワイは、そう思うんや」


ふわせぐ「へぇ〜」


ふわせぐ「それって、あなたの感想ですよね?」


ワイ「い、いや、ワイだけの感想とちゃうで?」


ワイ「Twitterでも──」


「記事を書くことで、理解が深まる!」


ワイ「って言うてる人を見たことあるで」


ふわせぐ「へぇ〜、そうなんすね」


ふわせぐ「じゃあ──」


ふわせぐ「技術記事を書くことで理解が深まる、って言う意見と」


ふわせぐ「技術記事を書かなくても理解は深められる、って言う意見は」


ふわせぐ「トゥイッターでは、何対何くらいの割合なんすか?」


ふわせぐ「なんか、そういうデータあるんすか?」


ワイ「いや、何対何の割合とか、そういうデータはないけど・・・」


ワイ「考えたら分かるやろ・・・!」


ワイ「人に説明しようとすることで、理解が深まるに決まってんねん!」


ふわせぐ「あのー」


ふわせぐ「嘘つくのやめてもらっていいすか?」


ふわせぐ「だってやめ太郎さんの記事、たまに内容が間違ってることありますよね?」


ワイ「ぐぬぬ・・・」


ふわせぐ「あと、僕の周りにもエンジニアって沢山いるんすけど」


ふわせぐ「技術記事を書いていなくてもつよつよなエンジニア、って沢山いるんすよ」


ふわせぐ「記事を書かないぶん、その時間を使って、新しい技術を学んだり」


ふわせぐ「実際に手を動かしてコードを書いてみたり」


ふわせぐ「そうやって理解を深めていくこともできると思うんすよ」


ふわせぐ「なので──」


「技術記事を書くことこそ正義!」


ふわせぐ「みたいな言い方をする人っていうのは」


ふわせぐ「もともと技術記事を書くのが好きだったり、得意だったりして」


ふわせぐ「そういうポジショントークをしたい人か」


ふわせぐ「もしくは、頭が悪い人か」


ふわせぐ「そのどちらかだと思いまーす(笑)」


ワイ「ぐぬぬ・・・!」


〜後編へ続く〜


完全に論破されてしまったやめ太郎


果たして、技術記事を書くことに意味はないのか・・・?


ちなみに

最後まで全て会話形式ではないのでご安心ください


〜後編〜


その晩のやめ太郎


ワイ「うぅ、ふわせぐ君に完全に論破されてもうた・・・」


ワイ「でも、技術記事を書くことには意味があるはずなんや・・・!」


ワイ「色々なメリットがあるはずなんや・・・!」


ワイ「だって実際、ワイは技術記事を書いたことがきっかけで」


ワイ「今の会社の同僚と知り合って」


ワイ「その同僚の紹介で、面接を受けて」


ワイ「今の会社に転職することができたんや」


ワイ「せやから、ワイの就活にはとっても役に立ったし」


ワイ「逆に、ワイがエンジニア面接の面接官をやってるときにも、技術記事のメリットをすごく感じるんや」


ワイ「弊社に応募してくれたエンジニアさんの履歴書を見たときに」


ワイ「その人の書いた技術記事のURLが書いてあったりすると」


ワイ「すごく助かるんや」


ワイ「その人の書いた技術記事を読むことで──」


ワイ「この人は、こんな技術に興味があるんやなぁ」


ワイ「プログラミングについて、こんな考え方をしている人なんやなぁ」


ワイ「技術についての説明が上手い人やなぁ」


ワイ「そういう、エンジニアとしての人となりがバシバシ伝わってくるんや」


ワイ「逆に、記事がなかった場合には」


ワイ「小一時間の面接で、その人のことを知ろうとすることになる」


ワイ「面接なんて、だいたいの応募者さんはムッチャ緊張してはるやろうから」


ワイ「そんな中で応募者さんが、企業に対して自分の魅力を伝えるなんて」


ワイ「かなり難しいことやと思うんや」


ワイ「せやから、技術記事っていうのは」


ワイ「応募者さんの最高のポートフォリオになると思うんや!」


ワイ「うん、やっぱり、技術記事を書くことには、意味があるわ!」


〜完〜


ここで一旦まとめ


技術記事は、別に書かなくてもいい


でも、書いたら書いたで凄くメリットもありそう


就職活動や転職活動をするときのポートフォリオとして、技術記事はけっこう良いかもしれない


ようやく本題です


ここからは「継続して技術記事を書くコツ」をお話しします


私自身、プログラミングを始めてから5年間は、技術記事を書いたことがありませんでした


書けるわけがないと思っていた


そういうものは、つよつよエンジニアが書くもの


私にとって、技術記事は「読むもの」


そもそも私は文章力がないタイプです


幼いころから本を読むのも苦手で、できるだけ避けて生きてきました


文章を書くことも、避けて生きてきました


小学校のころの作文は、オカンに書いてもらっていました


担任「やめ太郎の作文、面白いから」


担任「俺、楽しみにしてるんだよな〜!」


(ワイ書いてないのに、ムッチャ期待されてる・・・)


なんだか心苦しかったです


そんな人が、文章で何かを伝えられる訳がない


ましてや、プログラミングなんていう難しいテーマで記事を書くなんて、絶対に無理


当時のワイの結論


技術記事を書くのは難しい


継続して書くなんて、もっと難しい


〜終了〜


と諦めていました


でも、書く必要が出てきました


35歳無職ワイ


ワイ「次のお仕事を探さなアカン・・・」


ワイ「就職活動せなアカン・・・」


ワイ「でも、ワイの経歴は貧弱すぎて、どうせ書類審査か面接で落とされる・・・」


ワイ「何か、ワイの良さを伝えられるポートフォリオが欲しい・・・」


ワイ「技術記事を書けば、少しはワイのことを分かってもらえるかも・・・!」


ワイ「技術記事を継続して書いていきたい・・・!」


でも、技術記事を書くのは難しい・・・


難しいことを、継続してやっていくなんてできるのか・・・


どうすればいい・・・


そこで思いました


難しくなければいいのに・・・!


難しくなくするには、どうすればいい・・・!


なんか書きやすくする方法はないだろうか・・・!


自分にとって、書きやすい書き方を見つけられれば、ワンチャンあるんじゃないだろうか・・・!


私にとっては、それが「ワイ記法」でした


ワイ記法とは


プログラミングについて勉強したときの話を、ひとりごと形式で書くやり方



スクリーンショット

Qiita記事のスクリーンショット

記事の流れ


ワイ「〇〇って技術の勉強をしてみよか」


ワイ「ほな、とりあえず公式ドキュメントを読んでみよか」


ワイ「読んでみたけど、うーん、まだよく分からんなぁ」


ワイ「ほな、この技術を使って、実際にコードを書いてみよか」


ワイ「お、なんとなく分かってきたで!」


ワイ「なるほど、この〇〇っていう技術は、こんな場面で役立つんやな!」


こんな風に「分からんなぁ」「分かりそうや」「分かった!」という場面たちを、そのまま書くだけです


(慣れてきたら、登場人物を増やして、掛け合いをさせたりします)


自分が学んだことを、技術記事の形式に変換するのはなかなか難しいことです


なので変換しません


起こったことを、そのまま書きます


(あとから、余分な箇所を削ったり、見直しはします)


メリット:いわゆる「技術記事」を書かなくてよい


技術記事を書くのが難しいなら、書かなくても良いんです


ひとりごと形式のコントを書いてもいいんです


書きやすいだけでなく、読む人たちにとってもメリットがあります


ひとりごと形式で書かれているので、没入感が高い


主人公の気持ちになって読み進められる


ワイ君が学んだプロセスを「追体験」できる


ワイ君が経験した「分からんなぁ」「分かりそうや」「分かった!」というプロセスを


階段を一段一段登るように追体験して、理解にたどり着くことができる


メリット:脳にスッと入ってくる


まとめ


継続して技術発信をするコツ

  • できるだけ、自分にとって書きやすいやり方を見つける
  • つらくなりにくくする
  • 無理して書かない

「無理してでも書いたるぞ!」では継続しづらい


逆に「技術記事なんて書けないよ〜!」という気持ちを大事に


「このやり方ならワイでも続けられそう・・・」というものを見つけることが大事


私は、ワイ記法のおかげで、けっこうたくさん書けるようになりました


たくさん技術発信したおかげで

  • 今の会社に転職できた
  • Twitterフォロワー数が200倍に
  • 単純に楽しい

みなさんも、自分なりの「継続しやすいやり方」を探してみてほしいです


見つからなかったら、ワイ記法をマネしていただいても全然OKです!


最後に


面接官さんからは見えにくい─
履歴書だけじゃ伝わらない─


みなさんの「いいところ」


絶対にあるはずです


それを「見える化」するのに
技術記事はピッタリだと思います


技術発信、していきましょう


〜完〜


おまけ


色んな人から「継続して技術発信するコツ」聞いてきました


(同僚・すーさんの場合)


LT駆動発信


LT会を探して「登壇します!」と予約してしまう


やらざるを得なくなる


これで継続的に発信できている人、けっこう見かけます


LT会を探すのに良いサイトがあります


その名も・・・


TECH PLAY !


むぎちゃさんの場合


日々、学んだことをTwitterにちょいちょい書く


溜まってきたら記事としてまとめる


これも良さそう


ただでさえ毎日の仕事で疲れているのに


そのうえで技術記事なんて書けません


できることと言ったら、Twitterくらいです


ちょくちょくTwitterで呟いておいて、後でまとめて記事にしてみましょう


実はワイも、たまにやってます


自分専用のハッシュタグをつけて呟いておくと、後から探しやすいです


以上


人それぞれな所もありますが、何かご参考になれば幸いです


ご清聴ありがとうございました!

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