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東工大 コンピュータサイエンス入門 講義 #4 テーマ1(計算を知る):計算の基本要素(計算の原子に当たるものとは)
基本演算とは?
計算の「原子」に相当するもので、下記の3つをさす。
これさえあれば、コンピュータの計算は十分である。
・繰り返し
・+1
・ー1
- 「基本演算」(繰り返し、±)を組み合わせると、足し算と引き算ができる。
- 足し算と引き算をさらに組み合わせると、掛け算と割り算ができる(つまり、四則演算)。
- 四則演算を組み合わせれば、「√」「sin」「経路探索」「囲碁、将棋」プログラムの計算もできる。
- つまり、基本演算をうまく組み合わせて、計算を作るのがコンピュータの計算である。
- 基本演算の組み合わせを指示するのが「プログラム」(=計算の指示書)。
- なお、プログラム(データ)は、メモリに格納されている。
テーマ1(計算を知る)、まとめ
- コンピュータサイエンスとは、世の中を計算を通して見ること(=計算世界観) 「この計算世界観をいかに実現するか?」を追求する学問である。
- すべてを計算化するためには、計算に載せることが必要である。 そのためには、あらゆる情報を”データ”(自然数)として表し、”計算”(繰り返し、±)として処理しなければならない。