はじめに
v11.4までの過去バージョンでは、DAS(Desktop Automation Service)をシングルユーザーモードで起動した際、接続元になるロボットとの接続可否に関わらず必ず青アイコンで起動中状態になっていましたが、v11.5ではManagement Consoleタブで設定したMCとの接続に問題がある場合、グレーアイコンのまま起動しませんでした。
過去バージョンを利用していた方は、DASをシングルユーザーモードで起動している場合、MCタブの情報は気にしていない可能があり、私も実際にこの事象にハマって確認に時間がかかったため、注意喚起として書き残します。
仕様変更なのか不具合なのかは記事執筆時点(2025/7/27)で不明です。
もし何か情報をお持ちの方がいればぜひコメントをお寄せください。
事象の内容
DASをシングルユーザーモードで起動する際、Management Consoleタブの設定情報の誤りなどでMCへの通信や認証時にエラーが発生するとDASが起動せず、DASアイコンが青にならない。
v11.4までは、シングルユーザーモードの場合には、Management Consoleと接続できなくともシングルユーザーモードで起動できていた。
発生条件
DAS設定のManagement Consoleタブに入力したManagement Consoleとの接続がエラーになっていること。
例:MCのURL誤り、認証情報の誤りなど
回避策
- Management Consoleタブの設定情報を空にする
- Management Consoleタブに正しい情報を設定する
※その時点では正しくとも、MC側で設定変更した場合、従来の設定ではエラーになる可能性があるため、不要な設定は空にしておくことをお勧めします
再現バージョン
BizRobo Basic v11.5.0.5
※他のv11.5系のホットフィックスバージョンは記事執筆時点(2025/7/27)でBizRobo!として未リリースのため不明です
再現確認
存在しないMCのURLを設定し、アクセスエラー時の起動テスト
v11.5:起動不可
MCへの接続エラーが発生し、DASが起動できない
v11.4:起動可能
MCへの接続エラーは発生するがDASは起動できる





