2024年11月からDATA Saber Bridge 3rd(https://bridge.datasaber.world/))
にて、DATA Saberにチャレンジ中です。
挑戦を決めた背景やこれまでの経験、そして現在進行形で感じている苦労や楽しさについて、書いてみたいと思います。
なぜDATA Saberに挑戦しようと思ったのか?
今年、デジタル推進人材育成プログラムである「マナビDX Quest」(https://dxq.manabi-dx.ipa.go.jp/))
というプロジェクトを知り、2024年夏から参加しています。マナビDXは、デジタル分野のスキルを磨きたい社会人にとってとても魅力的なプログラムで、そこで多くの素晴らしい方々と出会うことができました。
その中の1つのセッションで「DATA Saber」の存在を知ったのですが、マナビDXで機械学習の学習を進める中でEDA(探索的データ解析)の重要性を痛感し、BIツールを使ったデータの視覚化や分析への興味が高まっていたので「もっと深く理解したい」「これを仕事や日常で活かせる武器にしたい」と思い、DATA Saberに挑戦する事にしました。
データ分析やプログラミングの経験について
これまで、仕事や趣味でExcelやAccessを使ったVBAや、PHP + データベースを組み合わせたデータ分析、可視化の経験がありました。そのため、「すでに十分では?」と思っている部分も正直ありました。特に、日常業務で使っている技術がそこそこ役立っていたので、新しいツールに挑戦することを少し先延ばしにしていたのかもしれません。
しかし、DATA Saberの学習で触れることになったTableauは、それまでの常識を大きく変えるものでした。短時間で多彩な視覚化表現ができること、そして視覚的なインパクトを持たせることで、データを「伝える」力が格段に向上することを実感しました。今では「もっと早く学んでおけば良かった!」と思いますす。
DATA Saber挑戦中に苦労したこと(進行形ですが…)
DATA Saberの学びは非常に魅力的ですが、決して楽なものではありません。いくつかのポイントで苦労しながらも乗り越えています。
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計画的な学習時間の捻出が必要
DATA Saberでは、90日間で10個の技術課題をクリアし、さらにコミュニティポイントを獲得した後に最終試験を突破する必要があります。調べてみると約100時間程度の学習時間が必要と言われたりしますが、それを仕事や日常の合間に捻出するのは、社会人にとってはなかなか大変なことです。
私の場合、マナビDXの受講も並行して行っていたため、時間のやりくりには頭を悩ませました。平日は夜1~2時間、土日はまとまった時間を使うようスケジュールを組むことで、なんとか進めていますが、毎日の習慣化が非常に重要だと感じました。 -
Tableau初心者には難易度が高い
DATA Saberで課される技術課題は、非常に本格的です。例えば1つの課題では10問以上の問題が出題され、その中には択一式だけでなく、複数選択や記述式の問題も含まれています。このすべてに正解しないと、次の課題に進めないという仕組みです。
私はTableauの経験がほぼゼロの状態からスタートしたので、1つの課題をクリアするために解説動画を何度も見直す必要がありました。解説動画は2時間前後あるものも多く、それを繰り返し視聴し、試行錯誤を繰り返す作業は、正直かなり大変でした。とはいえ、その過程で得られる知識や気づきは非常に価値のあるものでした。
挑戦して良かったことと、これからの目標
苦労はありますが、それ以上にDATA Saberに挑戦して得たものは大きいです。特に、以下のようなスキルや考え方を身につけることができました。
- 視覚化の重要性と可能性に気づけたこと
Tableauを使うことで、データの本質を直感的に伝えるスキルが身につきました。グラフやダッシュボードの作成を通じて、「どうすれば相手にとって分かりやすいか」を考える視点が大きく変わりました。 - 根気強さと自己管理力の向上
全問正解しなければ進めない課題や、膨大な学習時間を捻出するという経験を通じて、計画性や忍耐力が磨かれました。 - 学び続ける姿勢
「わからないことが出てきても、調べれば解決できる」という経験の積み重ねが、自己学習のモチベーションをさらに高めてくれました。
今の目標は、DATA Saberの課題を全てクリアし、最終試験に合格することです。そして、その先には、Kaggleのようなデータ分析のコンペに挑戦することも視野に入れています。
最後に
DATA Saberは決して簡単ではありませんが、その分、得られるものは非常に多いと感じています。これを読んでいる方の中で、「データ分析やBIツールに興味があるけど、ちょっと不安…」という方がいれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。
私もまだまだ道半ばですが、こうした挑戦を通じて新しいスキルや自分の成長を実感できる毎日は、本当に充実しています。共に学び続ける仲間が増えることを楽しみにしています!