みなさんこんにちは
CTCSSという音声信号に更に低い音を付加して、聴こえる信号を
区別する方法があります。それをトーンスケルチと言います。
スケルチとはそもそもFMを受信するときに、信号が無い時に
雑音が出力されてしまうために、無信号時に復調回路を切る仕組み
なのですが、トーンスケルチは、それをさらに拡張したものです。
今では、コンピュータ搭載のチップを無線機が積んでいるので、
トーンスケルチ位は処理してしまいます。
ところが、昔の無線機はアナログ回路なのでそこまでの処理は
出来なかったので、専用のICがありました。
もちろん、トーンスケルチはアマチュア無線に限った話ではなく
当時のタクシー無線などにも使われていました。
今の世に、トーンスケルチを使う理由は??となると思いますが、
アクセスしたい局を区別するためです。
基本、アマチュア無線は暗号化は許されていません。トーンスケルチを
使うと暗号化されるのでは?と思われると思いますが、特定の周波数の
音が載っているだけで、トーンデコーダを介さなければ、普通に聞こえます。という事で、暗号化せずに、選択できるのでよく使われる訳です。
前段はこれくらいにして、今時、トーンデコーダなんて売っているのか
と調べてみると、昔製造されたICがまだ残っているようです。
mn6520という、松下!のICです。
このIC、結構ジャンク屋で転がっているようですね。
昔の無線機にトーンデコーダを入れて、トーンスケルチを作ってやろうという目論見です。
今のところ、部品を発注したばかりなので、これからでしょうか。
もちろん、ラズパイで制御してやろうと考えています。
今日はこんなところで
図面とか、数式を貼れないので、もう少しQitaに慣れないとな
と思います。