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AWS Cloud Practitionerを5日間で取得した方法

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AWS Cloud Practitionerを5日間で取得した方法

はじめに

この記事では文系の大学卒、比較的ITに疎かった私が5日間の勉強でIT門外漢にとって最も取っ付きづらいクラウドに関しての認定資格 AWS Cloud Practitioner試験に合格した方法を紹介していこうと思います。
この記事を一読することでAWS Cloud Practitioner試験の情報や試験対策法などの読んだ人にとって何かしら身になるものがあれば幸いです。

目次

  1. AWS Cloud Practitionerとは
  2. AWS Cloud Practitioner試験の概要
  3. 資格取得に向けた勉強方法
  4. 実際のスケジュールと勉強時間
  5. まとめ

1. AWS Cloud Practitionerとは

そもそもAWS Cloud Practitionerとは何かについてですが、AWS Cloud Practitionerとは、Amazon Web Services (AWS) が提供するクラウドサービスの基礎的な知識を証明する認定資格です。(正式名称は AWS Certified Cloud Practitioner。)

AWS Cloud Practitioner は、AWSが提供しているクラウド認定資格の中でも基礎・入門レベルに位置付けられている資格であり、これからクラウドの基礎知識を学びたい方、AWSのサービス概要を理解しビジネスに応用したい方、将来的に AWS ソリューションアーキテクトや開発者資格を目指したい方にとって最適な試験になっております。

2.AWS Cloud Practitioner試験の概要

試験範囲と形式

AWS Cloud Practitioner は基礎レベルの認定資格ですが、クラウドおよびAWSに関する幅広い知識が出題されています。
具体的な試験範囲の内容は以下の通りです。

1. AWSの基本的なサービス

  • Amazon EC2、S3、RDS、Lambda、VPC などの主要サービス
  • グローバルインフラストラクチャ(リージョン、アベイラビリティゾーン)

2. クラウドの概念

  • クラウドのメリット(スケーラビリティ、コスト削減、セキュリティ)
  • クラウドデプロイモデル(パブリック、プライベート、ハイブリッド)

3. セキュリティとコンプライアンス

  • IAM(Identity and Access Management)の役割
  • セキュリティベストプラクティス

4. 課金と料金モデル

  • 従量課金制(Pay-as-you-go)
  • コスト最適化の方法
  • AWS Pricing Calculator の使い方

5. サポートとリソース

  • AWSサポートプランの違い(ベーシック、デベロッパー、ビジネス、エンタープライズ)

クラウドの基本的な概念やAWSの主要なサービスは試験範囲として抑えられているためCloud Practitioner試験の範囲を学習するだけでもクラウド、AWSの概観、輪郭は掴めるようになっております。

また試験の具体的な形式については以下のようになっております。

詳細
合格基準 1000点満点中700点以上
問題数 65問
試験時間 90分
問題形式 選択肢式

合格点に関しては700/1000となっており、60%が合格点として設定されがちな世間一般の試験に比べやや合格水準が高い試験になっております。
また問題形式に関しては選択肢式になっておりますが、こちらは4択から選択する方式のため問題形式自体はやや易しめに設定されていますね。

3. 資格取得に向けた勉強法

ここからは実際に自身がCloud Practitioner試験に合格した際の具体的な勉強法について紹介していきます。
下記記載のプロセスが実際に自身が行っていた試験対策の大まかな流れとなります。


  1. 参考書を1回通しで概読
          ↓
  2. 模擬試験で演習
          ↓
  3. 模擬試験で頻出する箇所、分からない箇所を参考書で重点的に学習
          ↓
  4. 分からない箇所を中心に全体の復習

以下、各フェイズについて具体的に説明していきます。

① 参考書を1回通しで概読

まずAWSやクラウドがどういったものかという全体像や概観を把握するために参考書を1回通しで読みました。


使用した参考書ですが、個人的にリサーチした中でCloud Practitionerの参考書の中でも評価の高かったこちらの「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー改訂第3版」という参考書を使用しました。全体のページ数は436p、目次や索引等、内容に関わらない箇所を除くと全体で400p程なため通読するだけであればおよそ3~4時間程度で1周できるかと思います。

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こちらの参考書を1回通しで読むことでクラウドというものは何なのか、AWSはどういったサービスを提供しているのか、各サービスはどういった機能を有しているのかといった全体感をざっと把握、理解していきました。

② 模擬試験で演習

①でクラウドや試験範囲の全体像をざっと把握、重要そうな知識を少し頭に入れた状態で次に過去問を模した模擬試験の演習に取り掛かりました。

本来であれば模擬試験よりも実際の過去問を解くべきですが、AWS Cloud Practitionerにおいては公式で公開されている過去問が少なかったため過去問の代わりに合格者の多くが推奨していたこちらのUdemyの模擬試験を購入し、こちらの模擬試験で4回分程演習しました。


コースは計6つあり、基本レベル2つと本番レベルの4つに分けられていますが、 基本レベルは本試験と同等レベルの難易度、本番レベルは本試験よりもやや難しい程度の難易度に設定されています。

この模擬試験を早い段階で解くことにより実際の試験の傾向や頻出分野を把握することが出来る上に、解説もかなり詳しいため模擬試験を手始めに1回解くだけでも試験に関する情報や知識をかなりインプットすることが出来ると思います。


ちなみに万全に期すなら全6回分全て解くべきなのでしょうが、Udemyの口コミから本番レベルの後半は明らかに本試験よりも難しいとのことだったため、自身は基本レベルの2回と本番レベルの2回分の計4回分のみ解き試験に臨みました。4回分の演習だけでも無事合格することができたため高得点を狙う等でなければ4回分やりこむだけでも十分合格レベルに到達できるんじゃないかと思います。

③ 模擬試験で頻出する箇所、分からない箇所を重点的に学習


2,3と上記では各プロセスに区分けしておりますが、こちらの3の工程は

模擬試験で演習⇔模擬試験で多く出題されていた分野、分からなかった箇所を参考書で重点的に学習

と2の模擬試験の演習、理解と双方向的に進めておりました。

こういったプロセスで模擬試験(過去問)と参考書を行ったり来たり学習することで試験ではあまり問われない箇所を捨象することが出来ると同時に試験に出やすい箇所の分野をより素早く頭の中に定着させることができます。

④ 分からない箇所を中心に全体の復習

試験の2~3日前辺りから模擬試験で間違えた箇所や重要な箇所を重点的に復習するようにしていました。また、試験前日に再度、参考書を1周通読することで今まで学習してきた内容を頭の中で有機的に結びつけるという作業を行っておりました。
こういった作業をすることで学習した内容が1問1答的なものにならず、頭の中で体系化された知識になりやすく試験が終わった後も比較的記憶に残りやすくなるかと思うため個人的にもおすすめの学習方法です。


4. 実際のスケジュールと勉強時間


以下は、自身の当時の勉強スケジュールと隔日の勉強時間になります。
学習内容 学習時間
1日目 AWS Cloud Practitioner参考書通読 4時間
2日目 Udemy模擬試験(基本レベル①、②)+ 参考書学習 4時間30分
3日目 前日の復習 + Udemy模擬試験(本番レベル①、②) 5時間30分
4日目 前日までの復習 + 参考書2周目 3時間
5日目 試験当日、間違えた箇所の復習 2時間

4日目までは集中的に模擬試験と参考書の反復学習を行い、試験本番日である5日目は間違えた箇所を重点的に復習するという流れで勉強しました。

結果として試験本番は781/1000点と合格点から多少は余裕のある点数で合格することが出来たため今回の自身が行った勉強法は功を奏したかと思います。


5. まとめ


AWS Cloud Practitioner試験における要点を押さえつつ比較的、短期間で合格するには

参考書の一読 → 模擬試験の演習⇔該当箇所の学習 → 苦手な箇所及び全体の復習

という模擬試験(過去問)を主体とした学習を徹底することが重要かと個人的に思います。特に、Udemyの模擬試験は本番試験の難易度や出題傾向に近く、加えて本試験よりも難易度が高く設定されているためこちらの模擬試験をやりこんでいればAWS Cloud Practitioner試験はそれ程労せずに合格することができるかと思います。

AWS試験についての内容及び自身が実際に行っていた勉強法は以上になります。

はじめにでも記載しましたが、こちらの記事を読んだ方にとってAWS Cloud Practitioner試験の攻略法や試験対策法など記事内に記載した内容が実りのあるものになれば幸いに思います。


著者: T.M (株式会社ウィズツーワン)

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