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Slack, Jira, GoogleスプレッドシートをWorkatoで連携して作業完了報告書の自動作成してみた

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1.はじめに

Slackをフロントエンドとした作業完了報告書作成レシピをWorkatoで作成してみました。

以下で紹介する内容では、データソース(作業ログ)にJiraを利用し、レポーティングツール(帳票出力)にGoogleスプレッドシートを利用しています。

いずれもクラウドサービスとして提供されており、かつWorkatoに標準でコネクターが用意されているため、Workatoを利用することで簡単に連携することができます。

2.処理の流れ

Slackで特定の操作を行うと、その操作をトリガーに作業完了報告書の作成を開始します。

作成された作業完了報告書はGoogleドライブ上の特定のフォルダに保存されるとともに、Slack上にも作成されたPDFファイルが添付されます。

UseCase.gif

3.準備

1)テンプレートの準備

テンプレートとなるスプレッドシートを、Googleスプレッドシート上に用意します。
Imaee0028.jpg

Imaee0029.jpg

2)出力フォルダの作成

Googleドライブ上に、作業完了報告書のスプレッドシートおよびPDFの出力先とするフォルダを用意します。

3)Jira課題の作成

作業ログを記録するためのJira課題を作成します。

Imaee0030.jpg

4.レシピ

4-1.コネクター

次のコネクターを使用してレシピを作成します。

コネクター 用途
Workbot ・Slackから送信されたWorkbotコマンドの処理
・Slackへのメッセージ送信
・Slackへの添付ファイルのアップロード
jira ・Jira課題情報および作業ログの取得
Google Drive ・テンプレートから新しいスプレッドシートを作成
・スプレッドシートをPDF形式でダウンロード
Google Sheets ・作業完了報告書の基本情報および作業時間をスプレッドシートへ転記

4-2.レシピ作成

次のようなレシピを作成します。

・Work_Completion_Report
reciepi_full_Image.png

・Work_Completion_Report_Menu
Imaee0035.jpg

・Work_Completion_Report_Dialog
Imaee0036.jpg

①トリガー

SlackからのWorkbotコマンドが実行された際の処理を実装します。
Imaee0021.jpg

②ダイアログ表示

Slackのダイアログ表示に必要な処理を実装します。
Imaee0022.jpg

③Jira課題からの情報取得

Jira課題から基本情報と作業ログを取得するための処理を実装します。
Imaee0023.jpg

④テンプレートのコピー

テンプレートから新しいスプレッドシートを作成するための処理を実装します。
Imaee0024.jpg

⑤Googleスプレッドシートへの転記

テンプレートから新たに作成されたスプレッドシートへJira課題の情報を転記するための処理を実装します。
Imaee0025.jpg

⑥PDFダウンロード

GoogleドライブからPDFをダウンロードするための処理を実装します。
Imaee0026.jpg

⑦PDFをSlackへアップロード

ダウンロードしたPDFをSlackへアップロードします。
Imaee0027.jpg

5.実行例

1)Slack上で作業報告書を作成するコマンド ( work completion report ) を実行し、「課題検索」ボタンをクリックします。
Image0001.png

2)作業時間を集計したいjira課題キーを入力し、「作業完了報告書作成」ボタンをクリックします。
Image0002.png

3)Workatoで作業完了報告書の作成が行われ、PDFとしてSlackへアップロードされます。
Image0003.png

・出力されたPDFファイルサンプルイメージ
Image0004.png
Image0005.png

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