OCIのLog Analyticsに、生成AIと連携した新機能 LoganAIがリリースされました。(ちなみに、名前が2025年7月からLogging Analytics -> Log Analyticsに変更されています。)
まずは、以下のスライドをご覧ください。この機能は、Log AnalyticsのログをAIアイコンのクリックだけで、OCIのGenerative AIサービスに送信し、AIによる分析を実現します。
新規・既存のLAインスタンスでも簡単に利用することができるので、ここではその設定動作を紹介します。
LoganAIの有効化
ログ・アナリティクス -> 管理 -> サービス詳細 -> LoganAI設定の構成をクリック

LoganAIの使用方法
LoganAIのアイコンは、ヒストグラム付きレコード、リンク、クラスタ、またはそれぞれのログ・レコードに表示される
ヒストグラム付きレコードの場合は、AIアイコンをクリックすると、最大250レコードが生成AIに送信され分析が行われる。デフォルトは英語で表示されるが、日本語での変更も可能。その後は、プロンプトでインタラクティブに問い合わせを繰り返しながら、分析を深掘りしていく

単一ログを分析したい場合は、各ログにあるAIアイコンをクリックする

以上のように、設定・操作はとても簡単です。
ログ分析はそのログ・リソースに詳しいエンジニアの専門領域になりがちですが、生成AIは、難解なログを理解しやすいストーリーとして説明し、知らない語句などもその場で確認しながら進めることもできるので、技術系ではない人でも敷居が低く使えるのではと思います。
生成AIには、クリックするごとにオンデマンドでログデータやプロンプトの入力が送信されます。実際に必要となるコストは、トランザクション(文字)単位ですが、詳しくは、Generative AIサービスのMeta LlamaもしくはCohereを参照下さい。




