getcharの入力待ちにCtrl+Cで割り込みたい

（備忘録）（7/12：ご指摘に対応）

やりたかったこと

getchar()で入力待ちループをしているときに、Ctrl+Cが押されたことを取得しこれをもとにターミナルに画面表示をしたかった
（そういう要望であったため、Ctrl+C以外を使用するなどは不可）

はじめに作ったソース

signal()でSIGINT（Ctrl+C 押下時のシグナル）を設定

// シグナルハンドラ処理
static void ctrl_c_event( int sig )
{
	// Ctrl+C押下を取得し、これをもとに画面表示
	test_disp(0xff); // 画面表示処理
}

// メイン
int main(int argc, char *argv[])
{
    char input;

    signal( SIGINT, ctrl_c_event );

	// ループで標準入力を取得　入力をもとに画面表示を行う処理
	while(1){
       input = getchar();
       test_disp(input); // 画面表示処理
    }

	return 0;
}

解決…?

これで問題ないかと思っていたが、シグナルハンドラ内でのprintfは推奨されない らしい。
※参考にしたqiitaの記事
また、signalを使用するのも推奨されない らしい

対策

ので、対策として以下のように変更した。

Ctrl+C 押下時のシグナルハンドラでフラグを有効化

// シグナルハンドラ処理
static volatile sig_atomic_t ctrl_c_flag;
static void ctrl_c_event( int sig )
{
	ctrl_c_flag = 1; // フラグを有効化
}

getchar()をread()に変更し、read()のコールをselect()によって制御するように変更
read()のタイムアウト後の処理でフラグのチェックを行い、フラグが有効であればCtrl+Cが押下されたことを通知
また、signalをsigactionに変更

// メイン
int main(int argc, char *argv[])
{
    char input;

	static struct sigaction sig_ctrl_c;	// Ctrl+C通知用

	// sigaction初期化
	sigemptyset(&sig_ctrl_c.sa_mask);		// シグナルマスクをクリア
	sig_ctrl_c.sa_handler = ctrl_c_event;	// Ctrl+C通知関数を登録

	// シグナルハンドラ登録
	sigaction( SIGINT, &sig_ctrl_c, NULL);

	while(1){
		FD_ZERO(&fd_group);					// グループを初期化
		FD_SET(STDIN_FILENO, &fd_group);	// 標準入力をグループに追加

		if( select(STDIN_FILENO + 1, &fd_group, NULL, NULL, &timeout) == -1) return 0;

		// 入力を監視/処理
		if (FD_ISSET(STDIN_FILENO, &fd_group)) {
			// 標準入力からデータを読み込み
			if (read(STDIN_FILENO, &data, sizeof(data)) > 0) {
				test_disp(input);		// 画面表示処理
			}
		}

		// Ctrl+C イベント取得
		if(ctrlc_event_flag){
			test_disp(0xff); 			// 画面表示処理
			ctrl_c_flag = false;		// フラグをクリア
		}

		usleep(10 * 1000);	// 負荷軽減（10ミリ秒）
	}

	return 0;
}