3
3

More than 3 years have passed since last update.

Raspberry Pi Compute Module 4にOSを書き込む(SDカード不要・SSHとUSB2.0の有効化)

Last updated at Posted at 2021-02-27

用意するもの

・Raspberry Pi Compute module 4
・IOボード
・ACアダプター(12V 0.5Aで動作確認済み)
・USBケーブル(microB)
・ジャンパー

*SDカードは必要ありません.

手順

rpibootをインストールする

こちらのURLに飛び,rpiboot_setup.exeをダウンロード&インストールします.
rpiboot_setupをインストールすることで,ラズパイ本体内蔵のメモリーをストレージとして認識してくれるようになります.

Raspberry Pi imagerをインストールする

こちらのURLに飛び,環境に合わせてimagerをインストール.

sdv.png

ボードの準備

*まだ電源を投入しないこと.
IOボード上のJ4ピンヘッダの一番左にジャンパーを差し込みます.
こうすることで電源投入後にeMMCからのbootを拒絶することができます.

kko.jpg

拒絶を設定し,USBmicroB端子にケーブルを差し込み,PCと接続します.
最後にACアダプターの電源を入れます.

kki.jpg

ジャンパーを差し込み,rpibootのインストールに成功するとラズパイCM4はマスストレージとしてPCに認識されます.

image.png

Raspberry Pi imagerを開く

左から順に書き込むOSを選択します.

image.png

書き込む先はもちろんラズパイ本体内蔵のeMMcを選択します.

image.png

Writeを選択して,書き込みを開始します.
約10分程度で書き込みが完了します.

image.png

USB2.0を有効化してマウスとキーボードを認識させる

ラズパイComputeModule4はデフォルトでSSHやUSB2.0が有効化になっていないため,
OSをインストールしても操作不可能な状況に陥ります.
なので,先ほどの「rpiboot」を使用してCM4のeMMCに保存されているconfigファイルを直接編集します.

1.ラズパイの電源を切る

ラズパイは起動直後の状態を認識するので,一旦電源を落とします.

2.eMMCブートを拒絶するために先ほど同様にジャンパーを接続する

PCから再度マスストレージとして認識させます.

3.PCとUSBケーブルで接続して,ラズパイの電源を入れる

4.rpibootを起動して,マスストレージとして認識させます.

認識後は直接ファイル内のconfig.txtを開き,
このように追記します.

dtoverlay=dwc2
dr_mode=host

image.png

保存したら電源を落としてジャンパーを外し,
電源を入れ直すことでUSB2.0が起動時に有効化されます.
この後にOS内でSSHを有効化します.

参考

https://www.raspberrypi.org/documentation/hardware/computemodule/cm-emmc-flashing.md
https://www.jeffgeerling.com/blog/2020/usb-20-ports-not-working-on-compute-module-4-check-your-overlays

3
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
3