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Raspberry Pi Compute Module 4にOSを書き込む(SDカード不要・SSHとUSB2.0の有効化)

Last updated at Posted at 2021-02-27

#用意するもの

・Raspberry Pi Compute module 4
・IOボード
・ACアダプター(12V 0.5Aで動作確認済み)
・USBケーブル(microB)
・ジャンパー

*SDカードは必要ありません.

#手順

##rpibootをインストールする

こちらのURLに飛び,rpiboot_setup.exeをダウンロード&インストールします.
rpiboot_setupをインストールすることで,ラズパイ本体内蔵のメモリーをストレージとして認識してくれるようになります.

##Raspberry Pi imagerをインストールする

こちらのURLに飛び,環境に合わせてimagerをインストール.

sdv.png

##ボードの準備

*まだ電源を投入しないこと.
IOボード上のJ4ピンヘッダの一番左にジャンパーを差し込みます.
こうすることで電源投入後にeMMCからのbootを拒絶することができます.

kko.jpg

拒絶を設定し,USBmicroB端子にケーブルを差し込み,PCと接続します.
最後にACアダプターの電源を入れます.

kki.jpg

ジャンパーを差し込み,rpibootのインストールに成功するとラズパイCM4はマスストレージとしてPCに認識されます.

image.png

##Raspberry Pi imagerを開く

左から順に書き込むOSを選択します.

image.png

書き込む先はもちろんラズパイ本体内蔵のeMMcを選択します.

image.png

Writeを選択して,書き込みを開始します.
約10分程度で書き込みが完了します.

image.png

#USB2.0を有効化してマウスとキーボードを認識させる

ラズパイComputeModule4はデフォルトでSSHやUSB2.0が有効化になっていないため,
OSをインストールしても操作不可能な状況に陥ります.
なので,先ほどの「rpiboot」を使用してCM4のeMMCに保存されているconfigファイルを直接編集します.

##1.ラズパイの電源を切る
ラズパイは起動直後の状態を認識するので,一旦電源を落とします.
##2.eMMCブートを拒絶するために先ほど同様にジャンパーを接続する
PCから再度マスストレージとして認識させます.
##3.PCとUSBケーブルで接続して,ラズパイの電源を入れる
##4.rpibootを起動して,マスストレージとして認識させます.
認識後は直接ファイル内のconfig.txtを開き,
このように追記します.

dtoverlay=dwc2
dr_mode=host

image.png

保存したら電源を落としてジャンパーを外し,
電源を入れ直すことでUSB2.0が起動時に有効化されます.
この後にOS内でSSHを有効化します.

#参考

https://www.raspberrypi.org/documentation/hardware/computemodule/cm-emmc-flashing.md
https://www.jeffgeerling.com/blog/2020/usb-20-ports-not-working-on-compute-module-4-check-your-overlays

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