Codexで生成した不透明な教材画像です。H3Maxの実測出力や透過検証用のファイルではありません。
画像処理の最後にPNGが保存されても、そのまま成果物として採用できるとは限りません。背景の削除漏れ、被写体の欠け、サイズ変更後の透明度消失は、別々に確認する必要があります。
本記事では、じょうろの画像を「原本」「候補」「検証済み」「納品用」に分けて扱います。生成条件の確認からローカル背景除去、修正、最終書き出しまで、実際の保存ファイルを対象にした手順です。
入力と合格条件を定義する
入力には鮮明で被写体全体が写っている元ファイルを使います。プレビューのスクリーンショットは原本の代わりにせず、変更しないファイルを残します。
合格条件は、指定した背景部分が透明で、被写体が原本と一致し、用途に合う表示サイズでも輪郭が自然であることです。
画像形式ごとの透明情報を整理したMDNの仕様解説によると、PNGには透明度を扱える形式があり、JPEGはアルファチャンネルに対応しません。ただしPNGも完全に不透明な内容を保存できます。
アルファが存在しても、背景画素がすべて不透明なら背景は残ります。一方、透明画素があっても葉先まで削除されていれば、被写体保存の条件を満たしません。
生成経路を確認してから処理する
直接透過生成する場合は、選択したワークフローが透明出力を実際に支え、アルファを保持できる形式で保存する必要があります。
プロンプトの「transparent」、PNGという名前、市松模様のプレビューだけでこの条件を満たしたと判断しないでください。
JPEGしか選べない場合や透明出力の制御を確認できない場合は、その画像を背景除去の入力にします。すでに適切な原図があるなら、新しい画像生成を挟む必要はありません。
保持する領域と削除する領域を決める
例のじょうろは赤茶色で、注ぎ口が左へ伸び、右側に大きな持ち手があり、上部には緑の葉があります。
Codexによる不透明な入力例です。H3Maxの処理結果や実測比較ではありません。
保持するのは胴体、注ぎ口、持ち手、葉です。削除するのは外側のグレーと、持ち手を通して見える背景です。
暗い部分を一律に消してはいけません。胴体の影や見えている内面は、背景とは異なる情報です。原本を残す理由は、こうした境界や細部を後から確認できるようにするためです。
H3Maxで確認用の切り抜きPNGをローカル処理で作成するページを開き、元画像を選択して処理し、PNGを保存します。この工程には生成プロンプトは不要です。
候補ファイルは原本とは別にします。未確認のマスク機能や復元ボタンがあるという前提で進めないでください。
保存ファイルに対して二つの検証を行う
GIMPのアルファの準備からPNG保存までを確認できる資料では、透明度の準備、背景削除、保存が分かれています。検証でも「透明になったか」と「残す部分が正しいか」を分けます。
最初に、別レイヤーの背景を用意できる編集ソフトで、ダウンロードPNGを白の上へ置きます。次に、画像は変更せず下の色だけを濃紺にします。
外側と持ち手の穴が両方とも下の色を見せ、じょうろ本体は橙色を保つ必要があります。
Codex生成の不透明な比較教材です。実際のアルファを持つ検査ファイルではなく、H3Maxの結果でもありません。自分のPNGで確認を実行してください。
持ち手の中に固定したグレーや白があれば調べます。市松模様が下の背景変更に関係なく残るなら、画像の内容として描かれた可能性があります。白いプレビューだけでは不透明な白画素を見落とします。
次に原本と100%表示で比較し、注ぎ口の先端、持ち手の内縁、葉先と葉の間、胴体の輪郭と底を確認します。怪しい部分を拡大した後、実際の表示サイズへ戻してください。
自然な柔らかさを残すことと、背景色を残すことは同じではありません。すべてを硬い境界に変える必要はありません。
エラー別の復旧先
| エラー | 復旧方法 |
|---|---|
| 全体に不透明な背景が残る | 開いたファイルがダウンロードか確認します。必要なら原本から透過保存対応の外部編集工程で削除し直します。拡張子だけ変えても解決しません。 |
| 持ち手の穴だけ残る | 穴の残留背景を削除し、持ち手の内縁を残します。白塗りで置き換えないでください。 |
| 葉先や注ぎ口が欠ける | 原本から該当部分を復旧して選択範囲を調整します。損傷した候補から形を創作しません。 |
| 濃紺上で白い縁が出る | 元のハイライトと背景由来の色を区別し、必要な境界だけ修正します。 |
手動修正は選択範囲と透明度を扱える外部編集ソフトで行います。Adobeの境界画素の置換幅を扱うPhotoshopの公式手順はフリンジ処理の参考になりますが、H3Maxに同じ機能があるという意味ではありません。
処理幅を広げれば必ず良くなるわけではありません。色や細部への影響を確認し、修正版PNGを保存したら開き直して再検証します。
派生版は検証済み状態を自動継承しない
余白が配置を妨げる場合だけ、検証済み素材から余白を減らした版を作る工程を追加します。注ぎ口、持ち手、最上部の葉と柔らかな縁を残します。
サイズ指定がある場合は、必要なピクセル数に合わせて派生版を作成することで別ファイルにします。縦横比を維持し、元の検証済みPNGを保管します。
切り抜きやリサイズでアルファが必ず保持されるとは仮定できません。新しい出力を開き、白と濃紺の検証、最終サイズでの輪郭確認を繰り返します。不透明化したら最後の正常な透過ファイルへ戻り、背景が結合された派生版を繰り返し加工しないでください。
納品前はファイルそのものを再確認します。外側と穴が透明、被写体が完全、不要なフリンジがなく、寸法と余白が適切で、検査背景が混入していないことが条件です。
原本、検証済み素材、納品用の関係を残せば、次の変更でも正しい地点から再開できます。


