0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Kony Mobility Platformのサービス概要説明

Last updated at Posted at 2022-06-30

目次

  1. はじめに
  2. サービス概要
  3. 主な機能
  4. なぜKony Mobility Platformか
  5. まとめ

はじめに

開発の説明に入る前に、
Kony Mobility Platformでどのようなことができるか簡単に説明したいと思います!

これから使ってみたい人や、
興味がある人は是非参考にしてみてくださいね:hugging:

サービス概要

Kony Mobility Platform は、
マルチデバイスに対応可能なアプリケーション開発プラットフォームです。

1つのソースでiOS、Android、Windowsなど
異なるデバイス向けのネイティブアプリやWebアプリを生成することができます。

主な機能

Kony Mobility Platformは、
主にQuantum FabricとQuantum Visualizerの2つのツールを提供しています。
<補足>
Kony Mobility Platformは、現在Quantumという製品名となっています。

Visualizer(フロント開発ツール)

画面の作成やロジックの作成など行う際は、
Visualizerアプリを利用します。

Visualizerでは、直感的に操作ができるため
開発経験のない非エンジニアの人でも簡単に画面作成が可能です✨
(私自身も使い始めてから3日ほどで簡単な画面作成をすることができました。)
ezgif-2-5a87190a77.gif

またよくアプリに利用されるサイドメニューやログイン機能などは、
既にコンポーネントとして提供されており、
これらを使い回すことによって効率的な開発が可能になります。
ezgif-4-e9c136ef79.gif

Fabric(バックエンド開発ツール)

API作成などバックエンドの開発は、
Temenos Fabricを利用します。

Fabricでは様々なサービスタイプに対応しており、
自社で作成したAPIや外部のAPIなどの呼び出しが可能です。

<対応可能なサービスタイプ>
スクリーンショット 0004-06-23 17.15.15.png

その他にも、
下記のようなアプリ開発に必要な機能が搭載されています。

Engagement Service

プッシュ通知、電子メール、SMS等
さまざまなプラットフォーム(iPhone、Android、Windowsなど)に通知を送信できる機能です。

ダッシュボードで、ユーザーの地域や利用頻度なども確認することが可能です。
スクリーンショット 0004-06-23 17.47.15.png
(引用:App Services Console User Guide

Jobs

特定の処理を、定期的(毎月、週一など)に自動実行する設定が可能です。
スクリーンショット 0004-06-23 17.46.21.png
(引用:App Services Console User Guide

Report

アプリの利用状況などを詳細に確認することができるツール。
デバイスごとの利用状況やアクティブユーザーの増加率などの情報が確認できます。
スクリーンショット 0004-06-23 17.53.15.png

Monitoring

サーバーのパフォーマンスに関する監視機能です。
サービスごとの呼び出し数、パフォーマンス(呼び出しの合計時間)、
エラー率(サービスごとのエラー数)を確認することができます。
ServiceLevel_Threshold_Count_489x246.png
(引用:App Services Console User Guide

Log

ログを蓄積、ダウンロードできる機能(ログの保存期間は2週間)
Archived_549x264.png
(引用:App Services Console User Guide

なぜKony Mobility Platformか

近年では簡単な操作でアプリ開発が可能なプラットフォームが存在しますが、
Kony Mobility Platformの開発プラットフォームには、下記3点に強みがあります。

・マルチデバイス・OS対応
ワンソースコード(=javascript)で、複数のOSで動作するアプリを開発することができるため、
効率的、スピーディにアプリ開発を行うことができます。

<サポートされているOS、デバイス一覧>
スクリーンショット 0004-06-23 16.38.08.png

カスタマイズ性
プロジェクトでよく利用する機能は、
コンポーネント化といってその機能を丸ごと部品化することが可能です。

コンポーネント化したものは、
他プロジェクトにも横展開が可能で、
色の変更等プロジェクトに応じたカスタマイズが容易に可能です。

また、年に2回ほど大幅なアップデート版をリリースしており、
AR(拡張現実)機能や音声SMSの機能搭載など
最新の技術にも対応できるよう定期的にアップデートをしています。

時代の変化に合わせて機能の拡張を定期的に行っているため、
ワンツールで作りたいサービスを実現することが可能です。

最新のリリース情報: https://basecamp.temenos.com/s/whats-new
スクリーンショット 0004-06-23 16.22.24.png

保守が楽
OSがバージョンアップする度に、バージョンアップ対応が必要ですが、
Kony Mobility Platformでは30日以内にバージョンアップ対応版が無償提供されます。

開発コストをカットしながら、バージョンアップ対応をスピーディに行うことができます。
img-kony-mobility-platform-features-02-20210816.jpeg
(引用:https://www.softbank.jp/biz/services/ux/kony/)

まとめ

本日のまとめです。

・Kony Mobility Platformは、マルチデバイスに対応可能なアプリケーション開発プラットフォーム
・フロントエンド開発は、Visualizerで行う
・バックエンド開発は、Fabricで行う
・Kony Mobility Platformの強みは、マルチデバイス対応、カスタマイズ性、保守性。

次の記事

次回からは、早速環境設定に移っていきましょう!
▶︎Quantum Visualizerの環境設定

記事一覧:
https://qiita.com/Kony_Team/private/4c922fa016ce95c58406

最後に一言

より読みやすい記事にしていきたいので、
「ここがわからなかった!」
「ここがもっと知りたい」
など、コメントいただけると嬉しいです!

参考

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?