#概要
2019年8月28日にモバイルバンキングアプリケーションプラットフォームのKonyが、銀行のソフトウェア会社であるTemenosによって買収されました。
日頃使用しているKony Fabricのメニューについても、買収後以下のような表示に変更となっていました。
【変更前】 【変更後】
また公式ドキュメントの表記についても、
Kony Visualizer → Quantum Visualizer、
Kony Fabric → Quantum Fabricに変更となっていました。
例:https://docs.kony.com/konylibrary/visualizer/visualizer_user_guide/Content/SUGinstallKonyStudio.htm
以下、プレスリリース日本語訳
-2019年8月28日 スイス ジュネーブ-
銀行のソフトウェア会社であるTemenos(SIX:TEMN)は本日、急成長中の米国第1位のデジタルバンキングSaaS企業であるKony Incの買収に合意したことを発表しました。この買収により、米国のTemenosの規模と機能が大幅に強化され、重要なデジタル専門知識が追加され、500を超える銀行顧客を持ち、Forrester、Gartnerなどのトップアナリストハウスによってリーダーとして認められている画期的なデジタルフロントオフィス製品であるTemenos Infinityが加速します。Konyの会長兼CEOであるThomas E. HoganがTemenos North Americaの社長に就任し、買収完了日に発効するTemenosの執行委員会に加わります。Temenosは、規制当局の承認を条件として、企業価値が5億5,900万ドル、収益が2100万ドルでKony社を買収することに合意しました。
Konyは、Gartner、Forrester、IDCなどのトップアナリスト企業からリーダーとして認められているKony Digital Banking Experience製品(Kony DBX)により、米国の一流および中規模の銀行の両方で急速な成長を遂げています。1,500人の従業員とデジタルおよびクラウドテクノロジーに関する深い専門知識を持つKonyは、銀行がデジタルバンキングアプリケーションとその市場をリードする開発プラットフォームで顧客のエクスペリエンスを変革するのを支援してきました。
Kony DBX製品には、会話型インターフェース、人工知能、拡張現実、ウェアラブルテクノロジーのサポートを含む、優れたオムニチャネルエクスペリエンスを提供するモバイルバンキングアプリのスイートが含まれています。この成功の鍵は、ユーザーエクスペリエンスを設計および反復するための銀行ITへの負荷を軽減することにより、製品サイクルを加速し、俊敏性を高めるKonyの開発プラットフォームです。Konyのバンキングクライアントは、モバイルデポジットの20%以上の増加、モバイルクレジットカード支払いの64%の増加、および放棄率を20%から3%に大幅に削減するなど、バンキングエクスペリエンスを変革することができました。
##Temenosってどんな会社?
1993年に設立されたTemenos(SIX:TEMN)は、バンキングソフトウエアシステムの市場リーダー企業として、リテールバンク、コーポレートバンク、ユニバーサルバンク、プライベートバンク、資産運用者、金融機関等にソフトウエア製品を提供しています。ジュネーブに本社を置き、世界の60カ所以上にオフィスを構えるTemenosは、2019年現在世界150か国、3,000以上の銀行への導入実績があります。
https://www.temenos.com/
##Konyってどんな会社?
2007年創業のMADP(Mobile Application Development Platform)市場のリーダー企業です。2020年1月現在、45の国と地域で約350社、1,200以上の金融、保険、運輸、自動車業界などのモバイルアプリケーション開発で利用されています。
#まとめ
買収後に、Visualizerの大幅アップデートがあり大きく機能が追加となったとの噂もあるため、
今後使ってみて便利だった機能なども、順次紹介していきたいと思います
また、これまで紹介した機能以外にも、銀行業務に特化したKonyDBXというサービスがリリースされており、
現在私も勉強中のため、今後こちらでもどんどん紹介していきたいと思います!
#参考
プレスリリース:https://www.temenos.com/news/2019/09/25/temenos-completes-acquisition-of-kony/