目次
- はじめに
- エラーまとめ
- 最後に
はじめに
この記事では、Kony Visualizerを利用しているとよく遭遇するエラーと対処法についてまとめています。
その他のエラーまとめについてはこちら
- Konyでよく遭遇するエラーまとめ *Kony Visualizer 起動〜開発編*
- Konyでよく遭遇するエラーまとめ *Build編(共通)*
- Konyでよく遭遇するエラーまとめ *Build編(iOS)*
エラーまとめ
Xcodeでデバッグログが表示されない
Xcodeの設定で、Debugモードにしているにも関わらず、
kony.print
などのデバックログが表示されない場合は、
Kony VisualizerでReleaseモードのままBuildされている可能性がありますので、
Clean and Buildで改めてDebugモードに設定してBuildを実施、
その後通常通り、Product->Run as->Emulator名でXcodeへのBuildを行ってください。
この手順通りに実施すれば、ログが表示されるようになります。
Kony VisualizerでBuildは成功しているのに、XcodeでのBuildが失敗する
Kony VisualizerでのBuildが完了すると、
Xcodeのプロジェクトは、KonyiOSWorkspace
に作成されます。
まず、Kony VisualizerでBuildした時間とプロジェクトが作成された時間が同じ時間かをチェックしましょう。
ここで時間が違う場合は、別のXcodeバージョンに作成されている or Xcodeと接続されていない可能性があります。
KonyiOSWorkspace->PC名->Kony->iOS-バージョン番号.->VMAppWithKonylib->VMAppWithKonylib.xcodeprojの情報を表示
ここで時間が一致していない場合は、正しいプロジェクトを開きBuildを実施してください。
一致していない場合は、
Kony VisualizerのEmulator設定を確認し、バージョン対応しているXcodeが設定されているかチェックしてください。
ここで、「Xcode is not found」や、FetchしてもXcodeが表示されない場合、
以下を実施してみてください。
- XcodeアプリをMacのアプリケーションフォルダに移動し、「Xcode」と命名するようにする
※Xcodeの命名規則は「Xcode」でなければなりません。 - XcodeのPreference>location>Command Line Tools->XcodeXXXXバージョンを選択
VisualizerでのBuildがすぐに終了し失敗と表示される
Visualizerでビルドをスタートすると、完了までに少し時間がかかりますが、
ビルドをスタートした後すぐに終了し、失敗のポップアップが表示されることがあります。
この場合も上記の事象と同様、
Xcodeとの連携がうまく行っていない可能性があります。
特にXcodeを新しくダウンロードしたりすると、接続が外れる場合があります。
先ほど紹介した方法と同じ手順を踏んで確認を行ってください。
アプリ名を日本語で設定するとXcode側で文字化けしてBuildが失敗する
アプリ名をKony Visualizer側で設定したい場合、
Kony VisualizerのProject Setting->Native->CommonタブのNameで名前の設定が可能です。
アプリ名を日本語で設定をしたい場合、
日本語で設定しVisualizer上でのBuildは成功しますが、
Xcodeで実機Buildをしようとすると、下記エラーが表示されてしまいます。
○○.entitlements" could not be opened.
entitlementが文字化けしてしまっているため、
XcodeのBuild Settings > Signing > Code Signing Entitlementsに移動して
文字化けしている部分を削除し、空白に変更してください。
また、PRODUCT NAMEの箇所の文字化けしたままになっているため、
Build Settings > User-Defined > KONY_PRODUCT_NAMEの文字化け部分を選択して、
正しい名前に変更してください。
これでエラーが消えて正常にBuildができるようになります。
アプリ名を日本語で設定したい場合は、Kony Vizualizer側で設定せずに
Xcode側での設定をおすすめします
まとめ
Konyでよく発生するエラーと対策についてまとめてみました。
また新たなエラーに遭遇したら、改めてまとめたいと思います!