SAS ViyaはAIプラットフォームです。PythonやJava、Rなどの言語を通して利用できます。そのSAS Viyaの中で使われているのがCASTableというテーブルオブジェクトです(CASはCloud Analytic Servicesの略です)。CASTableはMatplotlibと高い親和性を持っています。今回はCASTableをMatplotlibでグラフ化してみます。
CASTableを取得する
まずはCASTableを取得します。今回はCSVをデータソースとします。
tbl = conn.loadtable('data/iris.csv', caslib='casuser').casTable
グラフ化する
ライブラリをインポートします。Jupyter Notebookの中でインライン表示する指定も行います。
%matplotlib inline
# from matplotlib.pyplot import show
plotメソッドでグラフを出力します。
tbl.plot()
描画対象を絞り込む
キーで出力対象を絞り込めます。
tbl[['sepal_length', 'sepal_width']].plot()
グラフの種類を変更する
plotメソッドにオプション指定してグラフの種類を変更します。
tbl[['sepal_length', 'sepal_width']].plot(kind='area')
メソッドチェーンでも変更できます。
tbl[['sepal_length', 'sepal_width']].plot.area()
まとめ
CASTableを使えばデータを取り出して可視化するまでがとても簡単に実現できます。データを絞り込んだり、並び替えをしながらグラフに描くのも簡単です。ぜひ皆さんのデータ分析に役立ててください。