Azureを取り巻く環境
AWSを始めパブリッククラウドは大人気です。
シェアでいえば1位AWS、2位Azure、3位GoogleCloudPlatformのはずですが、
どうにもAzureの情報が心なしか少ないように思えます。
会社柄かと思いますが、エンタープライズゆえにASP.NETとかも含めて出回る情報量が少なく感じてしまいます。
他社の導入事例とか大々的に取り上げられると気にしてしまいます。
※任天堂株式会社の導入事例:ビッグタイトル『Super Mario Run』のバックエンドを支えた Google App Engine
私が日々Azureの理解に役立てているリンクなど以下にまとめます。
リンク集
Microsoft Azure 公式ドキュメント
まずはこちらを参照するのがいいでしょう。
たいてい複数ページにまたがっており、サンプルで環境を作ることを念頭に順序立てた手順が案内されているのでわかりやすいです。
リンクを辿って必要な情報を探るよりは、必要に応じてググって公式ドキュメントに行く着くほうがいいでしょう。
英語のリンクが検索のトップに出ることもありますが、
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/ の「en-us」の部分を「ja-jp」に書き換えれば日本語になります。
Microsoft Azure 自習書一式
仮想マシンやネットワーク構成やバックアップの設定の手順などを事例ベースで構成されています。
PDFなのでタブレット(8インチ以上がおすすめ)で閲覧するのもいいと思います。
10のテーマしかないので、先に一通り読んでAzureの開発&勉強に取り組むのもいいかと思います。
Microsoftのサポートの公式Techブログ
MicrosoftAzureのサポートは丁寧で非常に優秀だと思いますが、
そのサポートチームのRSSに目を通しておくとたまに役立ちます。
Azureだけでない内容もありますので、結果的に周辺知識も身についていいと思います。
- MS Japan Device & Mobility Tech Blog
- MSKK Cloud OS Tech Blog
- MSDN オンライン チームブログ
- Microsoft Japan Data Platform Team Blog
- Data Platform Tech Sales Team Blog
- Japan Azure Technical Support Engineers' Blog
- IT プロフェッショナルのみなさまへ
- Cloud and Server Product Japan Blog
- Microsoft Partner Network ブログ
- マイクロソフト Network & AD サポート
Japan Azure User Group(JAZUG)
Azureに関する勉強会や情報交換を行っているコミュニティです。
私はROM専ですが意外な使い方として、Azureの障害情報を察知するのにも役立っています。
Azureの状態ページは更新が若干遅く、
更新される頃には既に障害特定に着手していることもあるかと思います。
そんな時facebookのフィードでこのコミュニティが流れてくると助かるときもあります。
Microsoft サポート
Azureの1年間の無料であるVisual Studio Dev Essentialsでは、サポートはつかないが
月3000円ほど払えば良質なサポートを受けることができます。
PowerShellのコマンド付きで案内があるときもあるので、回答内容から理解が進むことも度々あります。
企業であれば契約によってサポートの契約結んでいることもあるかと思いますので、
福利厚生の一種だと思い積極的に利用しちゃいましょう。
書籍
これが一番当てになりません。
書籍がAWSに比べて圧倒的に数が少ないので、2015年12月以前に発売された本は参照するのも辞めたほうがいいかと思います。
Azureは、クラシックのシステムからリソースマネージャーという管理機構に順次変更していっているところです。
例えばそれによってポータル画面が全面的に刷新されていたり、ディスコンになったサービスがあったりとかなり変更が多いので
「Get-AzureVM」なんてコマンドが載っている本があったら敬遠していいかと思います。
最新のコマンドは「Get-AzureRmVM」とRm(リソースマネージャー)という名称がたいてい加わっています。
さわってわかる機械学習 Azure Macine Learning 実践ガイド
その中でも参考になったのが上の書籍。AzureMLを本番環境で利用しようという奇特な会社はなかなかいないでしょうが、
機械学習の検証などをする場合に有効かと思います。
※2018/10/16追加
Azure定番システム設計・実装・運用ガイド オンプレミス資産をクラウド化するためのベストプラクティス (マイクロソフト関連書)
昨今読んだ中ではこれがAzure全体の最新の導入書のようなものになっています。
これを読めば仮想マシン、WebApp、SQL、ネットワークなど全般的な用語に対して取っ掛かりが得られると思います。
ブログ
あんまり知りません、ごめんなさい。
ただし、PowerShellを利用することが自然と多いので
Microsoft MVPの牟田口さんのブログ記事には目を通しています。
PowerShell Scripting Weblog
以上
Azureのポータル画面はAWSのそれよりもわかりやすいと思っていますので、
もっと情報が溢れれば利用者が増えるかもしれませんね。