目的
CapsLockキーを無効化したい。
できるだけシンプルで、それなりにメジャーで、拡張性も高く、なおかつ動作に不透明な所が無いツールを選びたい。
→ 色々調べた結果、AutoHotkey に決定。
公式サイト: https://www.autohotkey.com/
環境
Windows Surface Pro
Surface Pro タイプカバー key
手順
- AutoHotkeyをインストール。
- 下記の内容を.ahkスクリプトとして保存し、実行する。
※ 文字コードはUTF-8。
; 英数/CapsLock キーを無効化。
vkF0::Return
Shift & vk14::Return
解説 AutoHotkeyとは
オープンソースのキーコンフィグアプリ。
スクリプトによってキーバインディング、ショートカット等の多様な設定が可能。
公式サイトはここ (https://www.autohotkey.com/) 。
使い方は簡単。
- AutoHotkeyをインストール。
- キーコンフィグ内容をテキストファイル(UTF-8)として記述。
- 拡張子 .ahk で保存。(.ahkスクリプト)
- 保存した .ahkスクリプトをダブルクリック等で実行すれば、キーコンフィグが有効になる。
- 終了するにはタスクバーからアイコンを右クリック → Exit 。
AutoHotkeyのバージョンについて
ググると AutoHotkey Wiki (http://ahkwiki.net/Top) というページがヒットするが、情報が古い。
他のページも断片的な情報が多いので、現行バージョンに至るまでの変遷をまとめた。
(推測含む)
- かつて AutoHotkey は64bit非対応、かつ .ahkスクリプトの文字コードはShift_JISのみだった。
- 64bitに対応させ、.ahkスクリプトをUTF-8で書けるようにするなど、機能拡張した非公式派生版 AutoHotkey_L が登場。
- 公式版の AutoHotkey が64bit/UTF-8に対応したので、AutoHotkey_L を使う必要性は薄れた。
よって現在、公式サイトからDLできる最新バージョンは、
- 名称: AutoHotkey
- 文字コード: UTF-8
である。
.ahkスクリプトの記法
- 行頭のセミコロンはコメント行。
- 「
キーラベル::動作内容
」の形式で記述。 - キーの同時押しは
&
。 - 「何も動作しない」は
Return
。
詳細は公式ドキュメント (https://www.autohotkey.com/docs/AutoHotkey.htm) 等を参考のこと。
キーラベルの調べ方
こちら (https://pouhon.net/ahk-basic/692/) を参考にした。
私の環境では下記のとおり。
- 英数/CapsLock:
vkF0
- Shift + 英数/CapsLock:
Shift & vk14
単押しとShift同時押しでキーラベルが異なっていることに気づかず、しばらくハマった。
特に割り当てたい動作もなかったので、::Return
とした。
参考
公式サイト
https://www.autohotkey.com/
https://www.autohotkey.com/docs/AutoHotkey.htm
AutoHotkey Wiki
http://ahkwiki.net/Top
(最も参考にしたブログ) Output0.1
インストールと初期設定 – スタートアップに登録する方法
https://pouhon.net/ahk-install/661/
修飾キーのシンボル一覧/キーバインドとホットキーの設定方法
https://pouhon.net/ahk-basic/692/
半角/全角キーやCapsLockが正常に扱えない理由と対策
https://pouhon.net/ahk-capslock/788/