当記事について
今まで勉強してきたけど・・・
数えましたら、この2年で10冊以上のPython本を読みながら写経したりしてきました。
しかし、いつまでやっても、なかなか実践力が身に付きませんでした。
本を読みながら打ち込むのも、10冊もやると、正直飽きてきます。
インプットだけ、ではやはりいつまでも使いこなせるスキルはつきません。
やっと停滞から抜け出せました
今までは、ただ本を読みながら「ふーん、こうするんだ」で終わり、全く面白くなかったのです。
しかし、paizaでのアウトプットスキルを求められた時に、それが激変しました。
paizaで「これを実現するにはどうしたらいいんだ?」と、散々頭を悩ませられ苦しめられた答えがそこにあったのです。
Python本の無味乾燥で退屈だった文法・構文解説が、お宝情報のように見えるようにりました。
本だけじゃダメ
読書感想文なのに、このようなことを言うと元も子もなくなります。
しかし、ITの学習につきましては、学んだことのアウトプットが相当大事になります(ITに限る話ではないですが)。
そしてアウトプットすると、インプットの質が相当あがります。
本に対する目の輝き具合や志向が相乗効果で、野暮な言葉を使うと「爆上がり」します。
そのような個人的体験をもとに、数読んだなかから、Pythonを学ぶのに必要最小限な本の紹介をしつつ、インプットしながらアウトプットして、両方の相乗効果を出す方法をご紹介したいと思います。
紹介する教材
4つあります。
3冊+ネット上で無料で勉強できる実践問題集になります。
1.スッキリわかるPython入門
2.あなうめ式Pythonプログラミング超入門
3.paizaのスキルチェック
URL: https://paiza.jp/challenges/info
4.Python基礎&実践プログラミング [プロへのスキルアップ+プロジェクトサンプル]
それぞれの教材と使い方・進め方について
1.スッキリわかるPython入門
いわゆる入門解説本です。他にも世の中に類似の本は多々あります。
いきなり問題集にあたってアウトプットする、というのは無理な話です。
最初は退屈かもしれませんが、このような入門解説書の類を、解説を読みながら、IDLE、Jupyter notebookなどを使って打ち込み、初歩の初歩を学んでいきます。
本当にゼロベースですので、最初のうちはさほど退屈しないで読み進められるかもしれません。
2.あなうめ式Pythonプログラミング超入門
かなり入門レベルでわかりやすい問題集です。
ここで初歩レベルのアウトプットをします。わからなくなったら、入門解説本に戻ることで、受動的に読んでいた内容が一気に変わります。
ここで相乗効果の第一段階を実感できると思います。
とはいえ、この本は、相当入門レベルなので、あまり解説本に戻らなくても問題ない人も多いかもしれません。
その場合、この本を飛ばして、次のpaizaのDランクに進んでもいいと思います。
3.paizaのスキルチェック
まずはDランクに挑戦します。
paizaの問題は、問題文の読解と、与えられるテストデータの読み取り方等が特殊ですから、最初は戸惑うと思います。
しかし、問題レベルは、入力された数値を四則演算してprintするなどの初歩レベルです。
従いまして、問題文とテストデータの取り込みに慣れれば、さほど困難なく取り組めると思います。
Dランクくらいであれば、<1.スッキリわかるPython入門>や<2.あなうめ式Pythonプログラミング超入門>を見返す等して取り組めると思います。
Dランクで相乗効果の第二段階を実感できます。
しかも、2022年8月25日現在で、200問近くありますから、かなり基本構文のアウトプット練習ができます。
4.Python基礎&実践プログラミング [プロへのスキルアップ+プロジェクトサンプル]
paizaのDランクもこなし、次にCランクとなると、複数行にわたるロジックを組まねばならなくなります。
上に紹介した入門解説本だけでは歯が立たなくなるかもしれません。
そこで、幅広いサンプルと、Pythonの深い仕様や技が多く書かれている、辞書的な本や参考先が必要になってきます。
この本は、Pythonの仕様に深く入り込み、サンプルを数多く掲載してくれています。
例えば、
・「配列と配列をドッキングしたい」
・「空の2重配列作りたい」
・「小数点(float)が入る四則演算やったら予想外の数字が出てきたから対処したい」
などの局面に出くわした時にヒントとなるサンプルが入ってます。
また、paizaにてCランク以上の問題に取り組むと「あの場はなんとか切り抜けたけど、あの操作するのにもっと効率よくできる方法はないかな」という志向が出てきます。
この志向を持ちながら、この本の内容を打ち込みながら読み進めると「これがあったのか!」とお宝情報を見るような目でこの本を読むことができます。
まとめ
・最初は入門解説書を歯を食いしばりながら読みながら、実際に打ちこむ
・次に簡単な問題集に取り組みつつ、忘れたものについては入門解説書に戻る、という往復による相乗効果を得る
・次の段階の問題集に取り組みつつ、辞書的な本を参照しつつ、辞書的な本を読みながら、実際に打ちこむ
となります。
同じように「読むだけだと身に付かない」という方への一助となれば幸いです。
ご一読いただきまして、ありがとうございました。