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震源データ3D展開の改良【地球儀版】

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この記事は気象庁の震源データを3Dで展開で開発したモデルを仮想の地球儀上に展開するように改修したアプリケーションである。

はじめに

前回作成したバージョン(以下、平面版という)は球面メルカトル図法で展開された平面地図上で震源を3D表示させていた。投影座標系における表示となるため、緯度が異なると、本来震源の密集度が同じであっても違って見える。また震源と特定位置の距離感も掴みにくかった。今回は仮想的な地球儀内に震源をプロットし、それらの問題を解消することを試みた。

開発したアプリケーション

スクリーンショット 2020-11-06 10.01.59.png

機能

基本的に前述の平面版と同等であるが、地球表面の凹凸を表現することが難しいため、標高誇張機能を除外した。

注意

  • 自分が所持するスマホ、タブレットでは動作しなかった。
  • 地球儀は回転楕円体ではなく、真球として計算した(地球儀の表現は厳密には多面体である)。
  • 本来全ての震源は地球儀内(地下)に配置されるはずであるが、地球儀外(空中)に位置する震源があるため多少調整している。

データ

  • 震源データは前回同様気象庁のデータ1980年から2018年までのデータ(3,688,834件)。これを点群PNG化して使用している。前回と同じデータをそのまま使い、表示位置を求める計算式を変更した。
  • 地球儀に貼り付けた画像はNASAのBlueMarble

プログラム詳細

プログラムは3D描画ライブラリであるThree.jsを用いて開発している。Three.jsには独自のシェーダを容易に適用可能なShaderMaterialが用意されており、震源の描画にはこれを使用した(ジオメトリはBufferGeometryでメッシュはPoints)。地球儀の描画にはSphereBufferGeometryとMeshPhongMaterialを使用した。

実際のプログラムについてはおいおい記載する予定。

興味深く感じた点

  • 気象庁のデータには日本から遥か遠くの震源も含まれるが、それらの震源がプレートに沿って位置しているらしいことがよく見てとれる。

参考文献

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