#この記事について
progateの学習コース「Git I」と、Ruby on rails6.0チュートリアルで学んだ内容をまとめました。自分が理解できているか?確認の意味で作成しました。
まずは開発記録を残すということで、Gitのセットアップ〜commit、GitHubへのpushまで。
#0.環境
AWS Cloud9のクラウドIDEを想定しています。
#1.Git自体のセットアップ
まずはGit自体のセットアップです。(実環境では、その前にGitのインストールが必要かもしれません。)
最初に、ファイルの追加や変更をした際に合わせて登録される名前とメールアドレスを設定します。Gitを使う事で開発履歴を記録し(セーブポイントを何個も作るイメージ)、以前のバージョンに戻ったりチームで共有したりできます。共同開発する際に誰が記録したものなのか分かるように、名前と連絡先も一緒に記録しましょうという事です。個人開発の場合は不要です。
お使いのPCを自分だけが使う場合は、
git config --global user.name "ご自身の名前"
git config --global user.email ご自身のメールアドレス```
そうでない場合は、```--global```のオプションは付けません。
続いてエディタのセットアップです。必須ではないです。
```sudo ln -sf `which nano` /usr/bin```
Gitで使うエディタが「nano」に設定されます。
私自身エディタの違いはよくわかっていませんので、お好みのものをどうぞ。
そして、これまた必須ではありませんがcheckoutコマンドの入力を簡略化するため、
```git config --global alias.co checkout```
を設定します。(coと入力するだけでよくなる)
開発履歴を残す先(レポジトリ)になるであろうGithubにアクセスする際パスワードが必要になりますが、こまめに履歴を保存するたびにパスワードを入力するのは手間なので、丸一日パスワードの入力を省く設定を行います。
```git config --global credential.helper "cache --timeout=86400"```
上記までは、一度設定すればPCをシャットダウンしても設定は保持されます。
#2.アプリケーションにおけるセットアップ
次に、アプリケーションをGitで管理するためのセットアップを行います。
まず、アプリケーションをGitでの管理対象とし、管理に必要なファイルを作成するために
アプリケーションのルートディレクトリに移動して、
```git init```
この時点でアプリケーション内のファイル全てがGitの管理下になります。
#3.保存するファイルの指定
セーブポイントをつくる一つ前の段階、セーブするファイルを指定します。
特定のファイルだけを指定する場合は
```git add "ファイル名"```
もしくは(基本的にはこっちだと思いますが、)、アプリケーションの(.gitignoreファイルに記載されているファイルを除く)すべてのファイルを指定する場合は、
```git add -A```もしくは```git add .```
上記コマンドは、カレントディレクトリ下全てを指定するものです。
上記いずれかの```git add```で指定されたファイルは、いきなり記録されるのではなく、一度待機状態となります(ステージング)。
アプリケーションのルートディレクトリ下のファイルは全てGitの管理下にあり、
```git status```コマンドを使うことで
```・新規に作成されたファイル(待機状態にはない)```
```・変更されたファイル(待機状態にはない)```
```・git addで指定され、待機状態のファイル```
が確認できます。
#4.ファイル変更の保存(ローカルレポジトリへのコミット)
いよいよセーブポイントを作ります。
ローカルリポジトリ(自分のPC内の保管場所、```git init```で作成される?)へファイルの変更内容を保存(コミット)します。
```git commit -m "コミットメッセージ"```
コミットメッセージとは、自分や共同開発者がこのコミットの内容を理解できるように残す文です。コミット内容を簡潔に表した文を入力します。わかりやすいコミットメッセージを残すことで、開発履歴を見返した時にひと目でその内容が分かるようになります。
#5.GitHubへのpush(保存)
最後に、Gitで管理しているアプリケーションのコードを、リモートレポジトリであるGitHubへアップロードします。
-----ここからGitHubでの操作-----------
New repositoryを選択
下記を入力
Repository Name:アプリケーションの名前
Description:(必要があれば)アプリケーションの説明
Privateにチェック
Create repositoryでアプリケーションのURLが作成される
HTTPSを選択
-----ここまでGitHubでの操作-----------
GitHubをリモートレポジトリ(慣習的にorigin)として登録します。そしてoriginへファイルをアップロードします(push)。
```git remote add origin https://github.com/<あなたのGitHubアカウント名>/<Repository Name>.git
git push -u origin master```
ここでパスワードを求められるので、GitHubのパスワードを入力します。
この時パスワードを入力してもコンソール上には表示されませんが、きちんと入力されていますので、入力し終わったらEnterを押します。
```git remote...```でアプリケーションのページが作成され、```git push```でリポジトリへファイルがアップロードされます。
これにより、GitHub上でファイルを参照したりコミット履歴を確認したりできるようになりました。
#6.最後に
あとは、開発を進めていく中で区切りのつくタイミングで```git add```と```git commit```(ときどき```git push```)を繰り返して、快適に開発を進めていきましょう!
今回の内容は以上です。