背景
AWSのEC2インスタンスでWindows serverを作成したとき、毎回日本語化するのが面倒でPowershellを使って自動化するためにまとめた記事です。
今回は、Powershellに手打ちで入力しています。自動化にはほど遠いので徐々にアップデートします…
環境
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AWS EC2
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インスタンスタイプ:t2.medium (無料枠t2.microでも可能です)
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AWSを利用しましたがAzureでもVMでも変更点はありません
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Windows serverがインターネットへ接続できる設定は各自でお願いします(インターネットゲートウェイやルーティングなど)
手順
日本語化するまでの手順とPowershellのスクリプトを紹介。
なおEC2インスタンスの起動やリモートデスクトップの接続は割愛しています。
言語パッケージの準備
Invoke-WebRequest -Uri https://software-download.microsoft.com/download/pr/17763.1.180914-1434.rs5_release_SERVERLANGPACKDVD_OEM_MULTI.iso -OutFile C:\lang.iso
ISOのダウンロードです。2.6GBもあるので、かなり時間がかかります。。。
ダウンロードが完了したあと、下記のコマンドを実行する。
(ダウンロード完了するとコマンドが入力できる状態に戻ります)
$mountResult = Mount-DiskImage C:\lang.iso -PassThru
$driveLetter = ($mountResult | Get-Volume).DriveLetter
$lppath = $driveLetter + ":\x64\langpacks\Microsoft-Windows-Server-Language-Pack_x64_ja-jp.cab"
C:\windows\system32\Lpksetup.exe /i ja-JP /f /s /p $lppath
Restart-Computer
Cドライブ直下にはダウンロードしたlang.isoファイルがあります。
上記のコマンド入力が完了したら、WindowsServerを再起動します。(インストール直後なので再起動にも時間がかかります)
※リモートデスクトップで接続できないときは、OSの画面を確認してみてください。(インストール中の青い画面のことが多いです)
EC2では「インスタンスの設定」→「インスタンスのスクリーンショットの取得」から画面の状況がわかります。
Set-WinUserLanguageList -LanguageList ja-JP,en-US -Force
Set-WinDefaultInputMethodOverride -InputTip "0411:00000411"
Set-WinLanguageBarOption -UseLegacySwitchMode -UseLegacyLanguageBar
Restart-Computer
上記コマンドを実行すると、再起動が実行されます。
リモートデスクトップで接続ができるようになったら、下記コマンドを実行する
Set-WinUILanguageOverride -Language ja-JP
Set-WinCultureFromLanguageListOptOut -OptOut $False
Set-WinHomeLocation -GeoId 0x7A
Set-WinSystemLocale -SystemLocale ja-JP
Set-TimeZone -Id "Tokyo Standard Time"
Restart-Computer
これで日本語化パッケージのインストールが完了します。(見慣れた日本語が表示されるようになります)
参考
https://dev.classmethod.jp/articles/windowsserver2019_to_japanese/
PowerShellを引用させていただきました。ありがとうございます
課題
日本語パッケージのダウンロード、再起動など待ち時間があり、接続してコマンド入力しての手間があるので、ここあたりも自動化してみたいと思います。