PostgreSQLにて複数のSQLファイルを一括実行する

概要

sqlplusではSQLファイルを指定してを実行する際、SQLファイル内に記載したSQLファイルを呼び出して実行することができる。
> sqlplus user/pass@sid @xxx.sql

xxx.sql

@a.sql
@b.sql
@c.sql
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PostgreSQLでのＤＢ構築を行うためにデータベースに複数のテーブルを一括作成する必要があり、
上記の対応をPostgreSQLでも実行できるか検証する。

＜実行環境＞

環境	バージョン
CentOS	7.6.1810
PostgreSQL	9.2.24

検討内容

psqlコマンドでは/fオプションで実行するファイル名を指定できる。
またpsqlでのログイン後に\iオプションで実行するファイル名を指定できる。
この２つのオプションを利用してみる。

参考にしたサイト

構成

/opt
　/postgresql
　　├all.sql　　　  ←/fオプションで指定するSQLファイル
　　├allexecute.sh　←一括実行用シェル
　　├result.log　　 ←一括実行結果
　　└tables
　　　├table1.sql 　←all.sqlから呼び出されるSQLファイル
　　　└table2.sql 　←同上

allexecute.sh

# !/bin/sh

echo `date '+%y/%m/%d %H:%M:%S'`
echo "一括SQLを実行します。"

# SQLを実行する
psql -U sandbox -h 127.0.0.1 -d db_sandbox -f ./all.sql > ./result.log

echo `date '+%y/%m/%d %H:%M:%S'`
echo "一括SQLの実行が終了しました。"

all.sql

\i /opt/postgresql/tables/table1.sql
\i /opt/postgresql/tables/table2.sql

table1.sql

DROP TABLE staff1;
CREATE TABLE staff1(
id integer, name character varying(10)
);

対応結果

result.log

DROP TABLE
CREATE TABLE
DROP TABLE
CREATE TABLE

まとめ

PostgreSQLでも複数のSQLを一括実行することはできる。
今回は試作段階なので改善点は多々あり。

• psqlでログインするユーザー名やデータベース名やホスト名はシェルの引数で指定できるようにすべし
• 作成したテーブルの定義も一括で確認できるようにすべし
• result.logに実行した日時とどのDBオブジェクトを適用したのか出力にすべし。