はじめに
ある日、Xで「CursorとObsidian最強だわ。notion使ってるやつ雑魚乙。」というニュアンスのポストを見かけた。
調べてみると
Obsibion in Cursorで知的生産システムを構築しようやら神ツール!やらちょっと読んでみてもよくわからなかったので、
実際にObsidianを入れて使ってみることにした。
触って思ったこと
触ってみた結果感じたのは
「全てにおいて最強・神ツールと言われるかと言うとそうじゃない」
と感じた。
以下にメリットや課題を記載していく。
Obsidianを使うメリット
.md形式の利点
Obsidianの最大の魅力は、Markdown形式でファイルを管理できることだ。ローカルファイルとして保存されるため、Cursorからの出力やAIのinputとして非常に使いやすい。
個人開発での活用
例えば、個人開発で要件定義からAIと壁打ちしながら作っていく際、その過程を忘れないように出力する、AI壁打ちしながらコーディングし、コードから設計書を書き起こして保存するといった使い方に対しては、Notionで管理するより遥かに効率的だと感じた。
とくにMermaid記法でフローチャートやガントチャートも書け、即プレビューできるのは便利だと感じた。
技術的な設計書から日常的なメモまで、すべてMarkdown形式で統一して管理できるのが大きな利点だ。
Obsidianを使う上での課題
しかし、複数人プロジェクトや会社で使用する場合、いくつかの課題がある。
ファイル共有の煩雑さ
- Git連携が必要
- もしくは有料の共有サービスを使う必要がある
- リアルタイム共有がしづらい
リアルタイムコラボレーションの制限
Notionのように複数人で同時編集する機能がないため、チームでの同時作業には向いていない。
結論:用途に応じた使い分けが重要
このことから、以下のような使い分けが最適だと感じられた
Obsidianが向いている用途
- 個人開発での要件定義や設計書作成
- ナレッジベースの構築
- 技術記事の執筆
- 日記や個人的なメモ
Notionが向いている用途
- チーム管理
- プロジェクト共有
- リアルタイムコラボレーション
- 複数人での同時編集
今後の活用計画
私自身は以下のような使い方を計画している
-
個人開発での使用
- 要件定義から実装まで、AIと壁打ちしながら進める過程を記録
- 設計書や技術的なメモを蓄積
-
カレンダープラグインを使った日記
- 日々のメモを日記形式で記録
- 次回の記事作成時、AIに読み込ませて、効率的にコンテンツを生成
完璧主義は禁物
Notionを使っている時もそうだったが、ノートアプリを完璧に使いこなそうとすると挫折しがちだ。ある程度適当に使っていく必要がある。
重要なのは、ツールに振り回されず、自分のワークフローに合わせてツールを使いこなすことだ。
まとめ
Cursor × Obsidianの組み合わせは、確かに個人開発やナレッジ管理において非常に強力なツールとは言えそうである。特にMarkdown形式での管理とローカルファイルの利便性は、AIとの連携において大きなアドバンテージがある。
しかし、チーム管理という観点では、やはりNotionの方が優れている。用途に応じた使い分けが、これらのツールを最大限活用するための鍵かもしれない。
個人的には、この組み合わせで個人開発の効率を大幅に向上させられることを実感しており、今後の活用が楽しみだ。