最近、Intelの13世代/14世代CPUを搭載したPCで、不具合(主にブルースクリーンやソフトのクラッシュなど)が発生するという報告が散見されます。
今回は、私の所有する GALLERIA(ドスパラ製) のPCで実際に不具合を経験し、ドスパラのサポートを利用したところ、思いのほか素早く丁寧な対応をしてもらえたので、その経緯を共有します。
1. Intel 13世代/14世代CPUの不具合について
私の環境で確認した主な症状は、以下の通りです。
- ゲーム中や高負荷時に突然ブルースクリーン(Stopエラー)が発生
- アプリケーションの異常終了(クラッシュ)
特にEscape from Tarkovを始めてからというもの頻発するようになってしまいました。
これらはCPUやマザーボード、BIOS、ドライバなど多岐にわたる要因が考えられ、ネット上でも同様の報告がいくつか上がっています。
2. 不具合が起きたPCに対して行ったこと
不具合が発生した際、まずは自力で原因を特定するために、以下の対策を実施しました。
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メモリの整合性チェック(Windows標準機能)
- OS標準のメモリ診断を実行するも特に問題なし。
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ミニダンプ(miniDump)の確認
- ブルースクリーン発生時に作成されるダンプファイルを解析。
- 不具合の原因アプリ(主にbattlEyeやRiot Vangard)を特定し、アンインストール→再インストールを試みる。
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ゲーム自体のアンインストール/インストール
- 不具合が起きていたゲームソフトを再インストール。
- 安定せず、再度ブルースクリーン発生。
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BIOSアップデート
- マザーボードベンダーが提供する最新版に更新。
- 明確な改善は見られず。
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ドライバのアップデート
- チップセットドライバやグラフィックスドライバなどを最新版に。
- 効果はなし。
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memtest86の実行
- Windows標準のメモリチェックだけでは不安だったため、memtest86で詳細診断。
- エラーなしで物理的なメモリ不良は否定。
上記の手順を踏んでも症状が継続して発生したため、ハードウェア面に問題があると考えました。
3. ドスパラの対応方針
最終的に自力で原因を特定できなかったため、PCメーカーであるドスパラ(サードウェーブ)に問い合わせました。サポート窓口のやり取りは以下のような流れです。
- 状況のヒアリング
(どのような操作時にどれくらいの頻度でブルースクリーンが発生するか) - 既に試した対処法の確認
(メモリチェック、ドライバ更新、BIOS更新など) - ウェブサイトから製造番号を入力してIntelの不具合の対象であることを確認
受付時点でヒアリングがとても丁寧で、こちらの話をしっかり聞いてもらえたため好印象でした。
4. 送ったあとに気づいたこと
サポートにPCを送ってから判明したのですが、私のPCにはGALLERIA向け純正BIOSではなく、ASUSのBIOSが適用されていました。
「これはサポート外扱いになってしまうかもしれない…」と内心不安だったのですが、結果的に問題なくサポート対応してもらうことができました。
5. CPUの交換+BIOS更新がされた状態で返却
ドスパラから返送されたPCには、以下の修理・更新が施されていました。
- CPU交換(検証の結果、CPUが不具合の一因と判断された模様)
- BIOSをGALLERIA向け最新バージョンに更新
その後PCを使ってみても、ブルースクリーンなどの不具合は発生せず、安定して稼働しています。
まとめ
- Intel 13世代/14世代CPUを搭載したPCでブルースクリーンやクラッシュが起きる場合、まずはドライバやBIOSの更新・メモリチェックなど基本的な対策を試す。
- それでも改善しない場合、ハードウェア側に問題がある可能性が高い。
- ドスパラ(サードウェーブ)のサポートは受付から修理・報告までスムーズかつ丁寧だった。
- メーカー推奨外のBIOSを適用していても、誠実に対応してもらえる場合がある(ケースバイケース)。
- 結果として、CPUの交換と純正BIOSの更新によって問題は解消された。
不具合で悩んでいる方の参考になれば幸いです。特に、自前でいろいろ対策しても直らない場合は、一度メーカーサポートを利用してみるのがおすすめです。
参考情報
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