RaspberryPiの赤緑LEDを消灯する (Bookworm対応)

常時起動している Raspberry Pi の LED 点滅が気になるので消灯させていましたが、
最新の Raspberry Pi OS (Bookworm) ではこれまでの config.txt 設定が効かなくなっていたため、備忘録として手順を残します。

使用環境

HW：Raspberry Pi 4B (4GB)
OS：Raspberry Pi OS Bookworm (aarch64)

一時的に LED を消灯する

下記コマンドを実行すると、LED を消灯できます。

# PWR (赤: 電源 LED)
echo 0 | sudo tee /sys/class/leds/PWR/brightness

# ACT (緑: アクセス LED)
echo 0 | sudo tee /sys/class/leds/ACT/brightness

LEDを制御するファイル「brightness」 に 0 を書き込むと消灯、1 で点灯します。
ただしこの方法は一時的で、再起動すると元に戻ってしまいます。

udev ルールを追加して永続的に消灯する

最新の Bookworm では config.txt の dtparam=act_led_trigger=none などが無効化されているので、代わりにudevルールを追加して制御します。

sudo nano /etc/udev/rules.d/10-disable-leds.rules

設定内容は以下の通り

10-disable-leds.rules

# ACT LED を無効化
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="leds", KERNEL=="ACT", ATTR{trigger}="none", ATTR{brightness}="0"

# PWR LED を無効化
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="leds", KERNEL=="PWR", ATTR{trigger}="none", ATTR{brightness}="0"

ルールを保存して再起動。
これによって再起動した後もLEDが消灯したままになりました。