【ITパスポート】業績評価・経営管理システム・e-ビジネス(10-8~10-10)
まえがき
ITパスポートの勉強をしているので、復習として記事にまとめました。
理解しやすいようにまとめたため、教材と一部説明が異なります。
今回は、10章の「業績評価と経営管理システム」「ビジネスシステムとエンジニアリング」「e-ビジネス」についてまとめます。
使用教材
令和8年 イメージ&クレバー方式でよくわかる
かやのき先生のITパスポート教室
https://gihyo.jp/book/2025/978-4-297-15243-7
業績評価と経営管理システム
業績評価
具体的な目標を定め、理想像に近づけていく取り組み。
BSC(バランススコアカード)
財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点から目標を設定する分析手法。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| KGI | 最終目標 |
| CSF | 目標達成のために必要なこと |
| KPI | 最終目標達成のための中間目標 |
PDCAサイクル
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)を繰り返し、業務を継続的に改善していく手法。
バリューエンジニアリング
利用者の立場に立って、製品の価値を機能と価格の関係で分析する手法。
式
$$
価値 = 機能 ÷ 価格
$$
経営管理システム
ばらばらに管理していた情報を一元管理し、業務の効率化を図るためのシステム。
例:名刺管理システムなど
CRM(Customer Relationship Management)
CRM(顧客関係管理)は個別の顧客情報を一元管理・共有し、顧客満足度の向上につなげる手法。
SCM(Supply Chain Management)
SCM(供給連鎖管理)は、部品の調達から生産・物流・販売までの一連のプロセス(サプライチェーン)の情報を一元管理・共有する手法。
ERP(Enterprise Resource Planning)
ERP(企業資源計画は)、企業の基幹業務の情報(ヒト・モノ・カネ・情報などの経営資源)を一元管理し、効率的な経営を実現するための手法。
ナレッジマネジメント(Knowledge Management)
ナレッジマネジメント(知識管理)は、ビジネス上の知識・経験・ノウハウを一元管理・継承し、人材育成の効率化や問題解決力の向上を図る手法。
ビジネスシステムとエンジニアリング
ビジネスシステム
POSシステム(Point of Sale)
商品が販売された時点の情報(販売時点情報)を記録・集計するシステム。
販売管理・在庫管理の役に立つ。
レジでのバーコード読み取りなどに利用される。
ワークフローシステム
申請・承認など、業務における一連の処理の流れ(ワークフロー)を電子化し、効率化するシステム。
トレーサビリティシステム
製品の生産から流通・消費に至るまでの過程を追跡できる仕組みのこと。
食品や工業製品の品質管理などに利用される。
GIS(Geographic Information System)
GIS(地理情報システム)は、地図データと様々な情報を組み合わせて表示・分析するシステム。
シェープファイルに道路の形状や属性が保存されている。
ハザードマップに利用されている。
GPS(Global Positioning System)
人工衛星を利用して現在位置を測定する仕組みのこと。
ETC(Electronic Toll Collection System)
有料道路の料金所において、無線通信により自動的に料金を精算する仕組みのこと。
マイナンバー制度
国民一人ひとりに番号を割り当て、社会保障・税・災害対策の分野で情報を効率的に管理・活用するための制度。
エンジニアリングシステム
ジャストインタイム(Just In Time)
必要なものを、必要なときに、必要な分だけ生産・供給する生産方式。
トヨタ生産方式の考え方として有名。
かんばん方式
生産や部品の必要数量を「かんばん」と呼ばれる情報カードで管理し、ジャストインタイムを実現する手法。
リーン生産方式
無理・ムラ・無駄をなくし、最小限の資源で最大の効果を生み出す生産方式。
コンカレントエンジニアリング
製品開発において、設計・生産・販売などの工程を同時並行で進める開発手法。
開発期間の短縮とコストダウンが目的。
TOC(Theory of Constraints)
TOC(制約理論)は、生産工程のボトルネック(制約)を特定し、全体最適を図る管理手法。
CAD(Computer Aided Design)
コンピュータを用いて設計を行うシステムのこと。
FMS(Flexible Manufacturing System)
FMS(フレキシブル生産システム)は、生産設備をコンピュータで制御し、生産プロセス全体を管理するシステムのこと。
MRP(Material Requirements Planning)
MRP(資材所要量計画)は、生産計画に基づいて、必要な資材の量と時期を算出し、管理する手法。
e-ビジネス
インターネットなどの情報技術を活用して行う事業活動全般のこと。
EC(Electronic Commerce)
電子商取引のこと。
インターネット上で商品やサービスを売買すること。
バーチャルモール
インターネット上に複数の店舗が出店する、仮想的な商業施設のこと。
EDI(Electronic Data Interchange)
電子データ交換のこと。
企業間で発注書や請求書などの商取引データを、標準化された形式で電子的にやり取りする仕組み。
eKYC(electronic Know Your Customer)
オンライン上で本人確認を行う仕組みのこと。
スマートフォンなどを利用した口座開設時の本人確認などに利用される。
カードシステム
| 種類 | 支払いタイミング | 特徴 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 後払い | 利用者は後日まとめて代金を支払う |
| デビットカード | 即時払い | 利用時に銀行口座から即座に引き落とされる |
| プリペイドカード | 前払い | あらかじめ入金した金額の範囲内で利用する |
金融システム
Fintech(Finance × Technology)
金融とITを融合させた技術やサービスのこと。
電子マネー
現金を使わずに、ICカードやスマートフォンなどを利用して支払いを行う仕組みのこと。
暗号資産(仮想通貨)
インターネット上でやり取りされる、法定通貨に紐づかないデジタル資産のこと。ブロックチェーン技術を用いて管理される。
NFT(Non-Fungible Token)
非代替性トークンのこと。ブロックチェーン技術を用いて、デジタルデータに唯一無二の価値を持たせる技術。
Webによる販売促進
広告手法
| 広告手法 | 特徴 |
|---|---|
| リスティング広告 | 検索キーワードに応じて検索結果に関連する商品が表示される広告 |
| ポップアップ広告 | Webページ上に別ウィンドウで表示される広告 |
| バナー広告 | Webページ内にバナー状の画像で表示される広告 |
| オプトインメール広告 | 利用者の許可を得たうえで配信するメール広告 |
| アフィリエイト | 成果報酬型の広告手法。他者のサイトに広告を掲載し、成果に応じて報酬を支払う |
コンバージョン率
Webサイトへの訪問者のうち、商品購入や会員登録など目標とする行動に至った割合のこと。
SNS(Social Networking Service)
利用者同士のつながりを促進する会員制サービスのこと。
CGM(Consumer Generated Media)
消費者自身が情報を発信して作り上げるメディアのこと。
口コミサイトやSNSなど。
CMS(Content Management System)
Webサイトのコンテンツを一元管理し、専門知識がなくても更新・運用できるようにするシステムのこと。
ロングテール
売れ筋ではないニッチな商品を幅広く取り揃えることで、全体として大きな売上を生み出す考え方のこと。
オムニチャネル
実店舗やECサイトなど、複数の販売チャネルを統合し、顧客にシームレスな購買体験を提供する戦略のこと。
エスクローサービス
売り手と買い手の間に第三者が入り、代金や商品の受け渡しを仲介するサービスのこと。
取引の安全性を高める目的がある。
逆オークション
通常のオークションとは逆に、買い手が条件を提示し、売り手同士が価格を競り下げる方式のこと。
クラウドファンディングとクラウドソーシング
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| クラウドファンディング | インターネットを通じて不特定多数から資金を集める仕組み |
| クラウドソーシング | インターネットを通じて不特定多数に業務を委託する仕組み |
シェアリングエコノミー
個人が保有する遊休資産(モノ・スキル・場所など)を、インターネットを介して他者と共有する仕組みのこと。
例
- 民泊
- カーシェアリング
デジタルサイネージ
ディスプレイなどの電子機器を用いて情報を発信する広告・案内媒体のこと。
フリーミアム
基本的な機能やサービスを無料で提供し、高度な機能は有料にするビジネスモデルのこと。
試験によく出るポイント
| 項目 | 覚えるポイント |
|---|---|
| BSC | 財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4視点で目標設定 |
| CRM | 顧客情報を一元管理する手法 |
| SCM | サプライチェーンの情報を一元管理する手法 |
| ERP | 基幹業務の情報を一元管理する手法 |
| ジャストインタイム | 必要な分だけ生産・供給する方式 |
| EDI | 企業間で商取引データを電子的にやり取りする仕組み |
| eKYC | オンラインで本人確認を行う仕組み |
| Fintech | 金融とITを融合した技術・サービス |
| NFT | デジタルデータに唯一性を持たせる技術 |
| オムニチャネル | 複数の販売チャネルを統合する戦略 |
| フリーミアム | 基本無料・高度機能は有料にするモデル |
あとがき
今回は、業績評価、経営管理システム、ビジネスシステム、e-ビジネスについてまとめました。
一元管理をキーワードとするシステム(CRM・SCM・ERPなど)や、eビジネス関連の略語はよく出るポイントです。
次回から、8章の「マネジメント」の内容に入ります。