【ITパスポート】第4次産業革命・企業活動・企業統治(10-1・10-2・10-3)
まえがき
ITパスポートの勉強をしているので、復習として記事にまとめました。
理解しやすいようにまとめたため、教材と一部説明が異なります。
今回は、10章の「第4次産業革命」と「企業活動」、「企業統治」についてまとめます。
使用教材
令和8年 イメージ&クレバー方式でよくわかる
かやのき先生のITパスポート教室
第4次産業革命
産業革命は、技術の発展によって社会や産業が大きく変化した出来事である。
| 産業革命 | 主な技術 |
|---|---|
| 第1次 | 蒸気機関 |
| 第2次 | 電力・自動車 |
| 第3次 | コンピュータ・ロボットによる自動化 |
| 第4次 | AI・IoT・ビッグデータ |
近年では、第4次産業革命を基盤として、人間中心の社会を目指すSociety 5.0が提唱されている。
また、持続可能な社会の実現を目指すSDGsも重要なキーワードである。
5G
5G(第5世代移動通信システム)は、従来の通信規格よりも高速で安定した通信を実現する技術である。
特徴
- 高速通信(最大約10Gbps)
- 低遅延
- 多数同時接続
ビッグデータ
従来のデータベースでは管理や分析が困難な、大量かつ多様なデータのこと。
ビッグデータの特徴(3V)
- Volume(量が多い)
- Variety(種類が多い)
- Velocity(発生・更新頻度が高い)
オープンデータ
国や地方公共団体が公開しているデータ。
誰でも自由に利用・再利用・再配布できる。
活用例
- 防災アプリ
- 人口統計
- 気象データ
- 公共施設情報
ライフログ
個人の日常生活に関するデータ。
例
- Web閲覧履歴
- スマートウォッチなどの生体情報
- 移動履歴
マーケティングや健康管理などに利用される一方、個人情報の保護にも注意が必要である。
データサイエンス
データを数学や統計学の手法を用いて分析し、価値のある情報を導き出す分野。
データマイニング
大量のデータから規則性や相関関係を発見する分析手法。
代表例として一緒に購入される商品を分析するバスケット分析がある。
テキストマイニング
文章データを分析して、有益な情報を抽出する手法。
生成AIやチャットボットなどでも活用されている。
プロセスマイニング
業務の操作ログなどを分析し、業務プロセスを可視化・改善する手法。
企業活動
経営理念
企業の存在意義や価値観を示す基本的な考え方。
経営理念を実現するために、次の3つがある。
- 経営ビジョン
- 経営戦略
- 経営計画
バックキャスティング
将来の目標を先に設定し、そこから逆算して現在やるべきことを考える手法。
株式会社
株式を発行して資金を集め、事業を行う会社形態。
株主総会
株式会社の最高意思決定機関。
CSR(Corporate Social Responsibility)
企業の社会的責任。
企業は利益だけではなく、環境や社会への貢献も求められる。
例
- 環境保護
- 地域貢献
- ボランティア活動
アカウンタビリティ
企業がステークホルダーに対して、企業活動や経営状況を説明する責任。
経営組織
代表的な組織形態は次のとおり。
| 組織 | 特徴 |
|---|---|
| 職能別組織 | 仕事の内容ごとに部門を分ける |
| 事業部制組織 | 製品や地域ごとに部門を分ける |
| プロジェクト組織 | 一定期間だけ編成される組織 |
| マトリックス組織 | 部署とプロジェクトの2つの指揮命令を受ける |
教育訓練技法
OJT
実際の仕事を通じて教育を行う方法。
Off-JT
通常業務から離れて研修や講習で学ぶ方法。
例
- 研修
- eラーニング
- アダプティブラーニング
人材管理
HRM
人材を経営資源として管理・活用する考え方。
HRTech
AIやビッグデータを活用した人材管理。
DE&I
多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包摂性(Inclusion)を重視する考え方。
企業統治と内部統制
レピュテーションリスク
企業や組織の評判が低下することによって生じるリスク
コーポレートガバナンス
企業が不正を防止し、健全な経営を行うための仕組み。
取締役会や監査役などが経営を監視することで、企業価値の向上を目指す。
企業は株主や顧客、従業員など多くの利害関係者(ステークホルダー)の利益を考えながら経営を行う必要がある。
コンプライアンス
法令や社内規則、社会的倫理を守ること。
単に法律を守るだけではなく、企業倫理を守ることも含まれる。
他
- 法令遵守
- 情報漏えいの防止
- ハラスメントの防止
- インサイダー取引の防止
なども含まれる
内部統制
内部統制とは、企業自らが健全で効率的な企業活動を行うために構築・運用する仕組みである。
不正やミスを防止し、法令を遵守しながら適正な業務を行うことを目的としている。
職務分掌
職務分掌とは、業務上の不正や誤りを防ぐために、仕事の役割や権限を明確に分けることである。
一人の担当者に業務を集中させず、複数人で相互に確認できる体制(相互牽制)を整えることで、不正やミスの発生を防止する。
IT統制
IT統制とは、情報システムを適切に運用・管理するための内部統制である。
業務処理統制
個々の業務システムが正しく処理されるように管理する統制。
例
- 入力チェック
- データの整合性チェック
- エラーチェック
全般統制
情報システム全体を対象とした統制。
例
- アクセス権限の管理
- システム運用管理
- バックアップ
- システム変更管理
監査
企業活動が適切に行われているかを第三者や専門部署が確認・評価すること。
企業経営におけるリスクを把握し、不正や事故を防止する役割がある。
| 監査の種類 | 内容 |
|---|---|
| 会計監査 | 財務諸表が適正に作成されているか |
| 業務監査 | 業務が法令や社内規則に従って適切に実施されているか |
| 情報セキュリティ監査 | 情報資産が適切に管理され、安全に運用されているか |
| システム監査 | 情報システムが安全かつ効率的に運用されているか |
試験によく出るポイント
| 項目 | 覚えるポイント |
|---|---|
| 第4次産業革命 | AI・IoT・ビッグデータが中心 |
| 5G | 高速・低遅延・多数同時接続 |
| ビッグデータ | Volume・Variety・Velocityの3V |
| オープンデータ | 誰でも利用・再利用・再配布できるデータ |
| データマイニング | データから規則性を発見する |
| CSR | 企業の社会的責任 |
| アカウンタビリティ | 説明責任 |
| OJT | 実務を通じて教育する |
| HRM | 人材を経営資源として管理する |
| DE&I | 多様性・公平性・包摂性を重視する考え方 |
| コーポレートガバナンス | 健全で透明性の高い経営を実現する仕組み |
| コンプライアンス | 法令・社内規則・企業倫理を守ること |
| 職務分掌 | 役割と権限を分け、相互牽制によって不正を防止する |
| IT統制 | 情報システムを運用・管理する |
あとがき
今回は、ITパスポート10章の「第4次産業革命」と「企業活動」、「企業統治」についてまとめました。
近年の試験では、AIやビッグデータ、5Gなどの最新技術だけでなく、CSRやDE&Iなど企業活動に関する用語も頻繁に出題されます。それぞれの意味や特徴を整理して覚えることが重要です。
次回は、「経営戦略」「システム戦略」についてまとめていきます