【ITパスポート】財務諸表 損益分岐点と資産管理 (9-1~9-2)
まえがき
ITパスポートの勉強をしているので、復習として記事にまとめました。
自分で見てわかりやすい言葉で書いてあるので、本の内容と違う部分があるかもしれません。
ITパスポートでは、まずストラテジ系の分野から出題されます。
そのため、学習も9章から始めました。
使用教材
令和8年 イメージ&クレバー方式でよくわかる
かやのき先生のITパスポート教室
https://gihyo.jp/book/2025/978-4-297-15243-7
財務諸表とは
企業の経営状況や財務状況を表した書類
- 上場企業には開示義務(ディスクロージャ)がある
- グループ全体の業績をまとめたものを連結財務諸表という
貸借対照表(B/S:Balance Sheet)
企業の資産・負債・純資産をまとめたもの
表の左側と右側の合計は一致する
出典:https://info.isi-grp.co.jp/blog/grandit/balance-sheet-3points
資産と負債の分類
資産 (左側)
- 流動資産:1年以内に現金化できる資産
- 固定資産:長期間保有する資産
負債 (右側)
- 流動負債:1年以内に支払う負債
- 固定負債:1年を超えて返済する負債
純資産 (右側)
- 自己資本:資本金や利益余剰金など返済の必要がない資金
資産・負債・純資産の関係式
資産 = 負債 + 純資産
用語
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 売掛金 | 商品を販売したが未回収のお金(資産) |
| 買掛金 | 商品を購入したが未払いのお金(負債) |
| 長期借入金 | 1年以上かけて返済する借金(固定負債) |
貸借対照表から求められる指標
1. 流動比率
短期的な支払い能力を示す指標
流動比率(%) = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
2. 固定比率
固定資産がどれだけ自己資本で賄われているかを示す指標
固定比率(%) = 固定資産 ÷ 自己資本 × 100
3. 自己資本比率
総資産に対する自己資本の割合
自己資本比率(%) = 自己資本 ÷ 総資産 × 100
用語
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 流動資産 | 一年以内に現金化できる資産 |
| 流動負債 | 一年以内に返す負債 |
| 固定資産 | 設備などの長期間保有する資産 |
損益計算書(P/L:Profit and Loss Statement)
一定期間に発生した収益と費用をまとめたもの
企業の経営成績を表し、5段階の利益評価基準が存在する

出典:https://info.isi-grp.co.jp/blog/grandit/profit-and-loss-statement-the-two-points
利益評価基準と計算順序
1. 売上総利益(粗利)
売上高から原価を差し引いた利益
売上総利益 = 売上高 - 売上原価
2. 営業利益
本業で得た利益
営業利益 = 売上総利益 - 販売費及び一般管理費(販管費)
3. 経常利益
通常の企業活動による利益
本業以外の利益も含む
経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用
4. 税引前当期純利益
法人税等を引く前の利益
税引前当期純利益 = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失
5. 当期純利益
最終的に企業に残る利益
当期純利益 = 税引前当期純利益 - 法人税等
収益性を表す指標
1. ROE(Return On Equity)
自己資本利益率
自己資本をどれだけ効率的に使って利益を生み出したかを表す。
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
2. ROA(Return On Assets)
総資産利益率
総資産をどれだけ効率的に使って利益を生み出したかを表す。
ROA(%) = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
ポイント
ROAには借入金(負債)も含まれるため、流動比率や自己資本比率など他の指標もあわせて確認する。
3. 売上総利益率(粗利率)
売上に対する粗利益の割合
付加価値や競争力の高さを表す。
売上総利益率(%) = 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
4. 総資本回転率
総資本をどれだけ効率よく売上につなげているかを示す指標。
単位は「回」
総資本回転率(回) = 売上高 ÷ 総資本
キャッシュフロー計算書(C/F:Cash Flow Statement)
一定期間のお金の流れ(キャッシュフロー)をまとめたもの
利益が出ていても現金不足になることがあるため、
資金繰りを把握するために重要
キャッシュフローの3分類
1. 営業活動によるキャッシュフロー
本業による現金の流れ
例:
- 商品の販売
- サービス提供
2. 投資活動によるキャッシュフロー
設備投資などによる現金の流れ
例:
- 設備購入
- 土地購入
- 有価証券の取得
3. 財務活動によるキャッシュフロー
資金調達や返済による現金の流れ
例:
- 借入
- 社債発行
- 株式発行
- 借入金返済
損益分岐点と資産管理
利益の計算
利益は次の式で求められる
利益 = 売上高 - (固定費 + 変動費)
損益分岐点売上高の計算
損益分岐点売上高は、黒字と赤字の境界となる売上高のこと
損益分岐点売上高は、利益が0の時の利益の式
以下の式で求められる
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 - 変動比率)
変動比率 = 変動費 ÷ 売上高
計算問題では、販売個数を x として式を立てて解くことが多い
棚卸資産の評価法
棚卸資産とは
販売するために保管している在庫のこと
以下の方法で評価を計算する
1. 先入先出法
先に仕入れた商品から販売されたものとして計算する方法
在庫の価格は均一ではない
2. 移動平均法
商品を仕入れるたびに在庫全体の平均単価を計算する方法
在庫の価格が均一
減価償却
固定資産の価値が時間の経過によって減少することを会計上で表現する方法
法定耐用年数
法律で定められた利用可能年数のこと
例:
| 種別 | 年数 |
|---|---|
| PC | 4年 |
| サーバ | 5年 |
| ソフトウェア | 5年(研究開発目的は3年) |
減価償却の計算方法
1. 定額法
毎年同じ金額ずつ価値が減少する方法
- 計算が簡単
- 帳簿管理しやすい
2. 定率法
毎年同じ割合で価値が減少する方法
- 実際の価値変化に近い
- 初年度の減価償却費が大きい
在庫管理
在庫の発注方法は主に2種類
1. 定量発注方式
一定量まで在庫が減少したら発注する方法です。
特徴
- 発注量は一定
- 発注時期は一定ではない
2. 定期発注方式
決められたタイミングで発注する方法です。
特徴
- 発注時期は一定
- 発注量は毎回変動する
あとがき
今回は、ITパスポートの9章、財務諸表・損益分岐点・資産管理についてまとめました。
次回は、9章の続きから進めていきます。
