【ITパスポート】業務分析・データ利活用と標準化(9-4,9-5,9-6)
まえがき
ITパスポートの勉強をしているので、復習として記事にまとめました。
自分で見てわかりやすい言葉で書いてあるので、本の内容と違う部分があるかもしれません。
今回は、9章の「業務分析・データ利活用と標準化」についてまとめます。
使用教材
令和8年 イメージ&クレバー方式でよくわかる
かやのき先生のITパスポート教室
業務分析
業務分析とは、現在の業務内容を分析し、問題点を見つけて改善につなげる活動である。
業務を見える化することで、無駄な作業や改善点を発見しやすくなる。
特性要因図
問題の原因を体系的に整理する図。
魚の骨のような形をしていることから、「フィッシュボーン図」とも呼ばれる。

出典:https://kaminashi.jp/media/fishbone-diagram
パレート図
データ件数を大きい順に並べた棒グラフと、
比率の累積和表すを折れ線グラフを組み合わせた図。
主力商品の売上や重点的に改善すべき項目を把握するために利用される。
ABC分析
パレード図を全体に対する比率に応じてA・B・Cの3つに分類する分析手法。
一般的には売上や利益への貢献度で分類する。
特徴
- A:最も重要な項目
- B:中程度の重要度
- C:重要度が低い項目
在庫管理や販売戦略でよく利用される。

出典:https://data-viz-lab.com/abc-analysis
ヒストグラム
データを区間ごとの数量で表した棒グラフ。
データがどの範囲に集中しているかや、ばらつきの程度を確認することができる。
出典:https://www.stat.go.jp/naruhodo/4_graph/shokyu/histogram.html
箱ひげ図
データを小さい順に並べ、四分位数を用いて分布を表す図。
箱ひげ図は、次の5つの値で構成される。
- 最小値
- 第一四分位数(25%)
- 中央値(50%)
- 第三四分位数(75%)
- 最大値
データの分布やばらつき、外れ値の有無を視覚的に把握することができる。

出典:https://www.stat.go.jp/naruhodo/4_graph/shokyu/hakohige.html
管理図
工程が正常な状態で管理されているかを確認するためのグラフ。
基準値の上下に管理限界線を引いて折れ線グラフでプロットする。
品質不良や異常を検知でき、品質管理で利用される。
出典:https://backlog.com/ja/blog/what-is-a-control-chart/
データ利活用と問題解決
データを分析・活用することで、現状の把握や将来の予測、問題解決につなげることができる。
母集団と標本抽出
母集団
調査の対象となる集団全体のこと。
標本抽出
母集団から一部のサンプルを選び、調査を行うこと。
単純無作為抽出
母集団からランダムにサンプルを抽出する方法。
すべてのデータが同じ確率で選ばれる。
クラスター抽出
母集団をいくつかの集団(クラスター)に分け、その中からランダムに選んだクラスターを対象に調査する方法。
データの種類
データは大きく「質的変数」と「量的変数」に分類される。
質的変数
数値ではなく、分類や種類を表すデータ。
名義尺度
大小関係のない分類。
例
- 性別
- 血液型
順序尺度
順位や評価のように順番だけ意味を持つデータ。
例
- 成績
- アンケート評価
量的変数
数値で表されるデータ。
間隔尺度
数値の差に意味があるデータ。
例
- 気温(℃)
- 年号
比例尺度
0を基準として比率も意味を持つデータ。
例
- 身長
- 体重
- 収入
- 時間
相関関係と因果関係
相関関係
2つのデータに関連性があること。
因果関係
一方が原因となり、もう一方が結果となる関係。
相関関係があっても、必ずしも因果関係があるとは限らない。
仮説検定
統計学を用いて、ある仮説が正しいかどうかを検証する方法。
帰無仮説
「影響がない」「差がない」と仮定する説。
対立仮説
「影響がある」「差がある」と仮定する説。
有意水準
帰無仮説を棄却するかどうかを判断する基準。
第一種の誤り
帰無仮説が正しいにもかかわらず、誤って棄却してしまうこと。
第二種の誤り
帰無仮説が誤っているにもかかわらず、棄却できず採用してしまうこと。
帰納推論と演繹推論
帰納推論
複数の具体的な事例から、一般的な法則を導き出す考え方。
演繹推論
一般的な法則から、個別の事例について結論を導き出す考え方。
標準化
標準化とは、製品やサービスの品質・互換性・安全性を確保するために共通のルールを定めることである。
デファクトスタンダード
市場競争の結果、多くの企業や利用者に採用され、事実上の標準となった規格。
例
- USB
デジュールスタンダード
公的な標準化機関によって制定された規格。
国際規格や国家規格などが該当する。
主な標準化機関
ISO
国際標準化機構。
工業製品や品質管理など、さまざまな国際規格を策定している。
| 規格 | キーワード |
|---|---|
| ISO 9000 | 品質 |
| ISO 14000 | 環境 |
| ISO/IEC 20000 | ITサービス |
| ISO 26000 | 社会的責任(SR) |
| ISO/IEC 27000 | 情報セキュリティ(ISMS) |
| ISO/IEC 38500 | ITガバナンス |
IEC
国際電気標準会議。
電気・電子技術に関する国際規格を策定している。
JIS
日本産業規格。
日本国内で利用される標準規格であり、日本産業標準調査会(JISC)が審議を行う。
試験によく出るポイント
| 項目 | 覚えるポイント |
|---|---|
| ABC分析 | 重要度に応じてA・B・Cに分類する分析手法 |
| パレート図 | 棒グラフと累積比率で重点課題を把握する |
| 特性要因図 | 問題の原因を整理する図(フィッシュボーン図) |
| 管理図 | 工程が正常に管理されているか確認する |
| デファクトスタンダード | 市場競争によって事実上の標準となった規格 |
| デジュールスタンダード | 公的機関が制定した標準規格 |
| ISO | 国際標準化機構 |
| IEC | 電気・電子分野の国際標準化機関 |
| JIS | 日本産業規格 |
あとがき
今回は、ITパスポート9章の「業務分析・データ利活用と標準化」についてまとめました。
分析手法は図の特徴と用途、標準化は「デファクト」と「デジュール」の違いや、それぞれの標準化機関の役割を整理して覚えることが重要です。
次回は、10章の「経営戦略とシステム戦略」の内容についてまとめていきます。