はじめに
我が校、東京デザインテクノロジーセンター専門学校では、インテル株式会社様ご協力の元、OVaaSというwebサービスを今年の8月から作っています。
皆様に、このプロジェクトを知っていただくためにこの記事を投稿しました。
今後も、連載という形でOVaaSを紹介していきます。
初回は、コンパクトにOvaaSの説明だけを書いています。
どうか温かく見守っていただけますと幸いでございます。
目的
Intelでは、OpenVINOというソフトウェアを2018年からリリースしています。
(OpenVINO,OpenVINOModelServerは、こちらの記事の中で説明しております)
我が校で、8月にインテル株式会社が提供するOpenVINOのハンズオン講義が開催されました。
講義を聞いて、OpenVINOはAIサービスを作るには面白いツールだが、
インストールや設定などがあり、使うまでが色々と面倒だなと感じました。
そこで、誰でもが簡単にOpenVINOを動かせるようなサービスを作れば非常に便利だなと思い、このプロジェクトを立ち上げました。
OVaaSとは?
No setup! No command! No code! Supports full features of OpenVINO.
セットアップ、コマンド、コードを書かずに、OpenVINOを動かすことができる(OpenVINOのサービス化)を目指しております。
今は、第一段階として、OpenVINOのデモツールを作成しています。
.......これだけだと、さっぱり伝わらないので、図を用いて簡単にご紹介いたします。
1.webサイトに、AIモデルにあったjpegファイル(handwritten(日本語の手書き文字認識)の場合はwebサイトに付属しているホワイトボードに文字を書いてもらうと、自動でjpegファイルに変換され、アップロードされます)をアップロードする
2.webサイトにアップロードしたjpegファイルをOpenVINOModelServerに送る
3.OpenVINOModelServerがjpegファイルを推論する
4.推論した結果をwebサイトに送り、結果を表示する
2~3,3~4の間にjpegファイルの加工処理をしていますが、詳しく書くと長くなってしまうので、次回にさせていただきます。
現在の進捗
人間の骨組を認識して写真の上に描画してくれるAIモデルと、日本語の手書き文字を認識して文字列を返すAIモデルのデモをWebサイトに実装しました。
最後に
OVaaSは、Microsoft Azure上で、構築しています。
学校のAzureAccoutを使用している為、Webサイトは常時稼働はしておりません。
また、OpenVINOModelServerの通信プロトコルの形態上、一人のユーザーがwebサイトでAIモデルのデモを試すと、他のユーザーが使用できないと言う問題が発生しています。
これからも、デモができるAIモデルを増やし、問題を順次解決していく予定です。
GithubのURLは、こちらです!
https://github.com/OVaaS