はじめに
とりあえずAWS環境をつくってみたけど、エクセルの詳細設計書に起こすのが面倒くさくてやりたくないことありませんか?
私はあります。
コンソールからエクセルに、ひたすらパラメータを転記する不毛な作業から解放されたいのです。
じゃあ、代わりに生成AIにやらせればいいじゃん。
ということでやってみました。
手順
構成図
やってみた
実際の画面を交えてご説明します。
IaCジェネレータでテンプレート生成
コンソールからIaCジェネレータの画面に移動します。
初めて使う場合は、「新しいスキャンを開始」ボタンを押下し、アカウント内のリソースをスキャンします。
スキャンがおわったら、テンプレートとして出力したい対象リソースを選択していきます。
選択し終えたら、「テンプレート生成」ボタンを押下します。
こちらが生成されたyaml形式のCloudFormationテンプレートの一部です。
実際には、この下もズラーっと書いてあります。
Bedrockにcsv形式で詳細設計書を出力してもらう
Bedrockの画面に移動し、「Chat/Text」画面を表示します。
使用したモデルは、Claud 3 Haikuです。
サンプルプロンプトは下記の通りです。
あなたは、AWS環境の構築担当者です。
<yml>
ここに生成したCloudFormationテンプレートを記載
</yml>
<yml></yml>タグの中に記載されたyml形式のCloudFormationテンプレートから、エクセルの詳細設計書を作成してください。
あとはAIがシートの構成を勝手に考えてくれるので、問題なければ、csv形式でチャット上に出力してもらいます。
手動でエクセルに転記
ここは手動でやりました。
チャットに出力されたcsv形式のテキストを、エクセルにコピペします。
表の色も手動で塗りました。
VPCシートはこんな感じになりました。
結構いい感じな気がします。
いいところ
- 手軽、且つ、爆速で詳細設計書を作成できる
- 思ったよりもいい感じにシートを分割してくれる
わるいところ(改善ポイント)
- シートの分割案をBedrockが提案してきた時点では、
InternetGW等のリソースは、「VPC」シートに記載されるはずだったが、
CSV形式での出力時では、「OTHERS」シートに記載されてしまった
⇒プロンプト改善すれば修正できそう
- SecurityGroupの設定値が途中で…になって勝手に省略されてしまう
⇒プロンプト改善すれば修正できそう
- Bedrock君のほうでcsv形式のファイルをが出力してほしい
⇒Agent for Bedrock + Lambdaで実現できそう
おわりに
面倒なことは生成AIに任せてみましょう。
意外と使えそう。と感じるかもしれません。