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Starshipのドキュメント翻訳を手伝った話

Last updated at Posted at 2019-09-30

🚀 プロンプトを超絶おしゃれにする Starship を紹介

こちらの記事で流入が非常に増えていたStarshipの翻訳をチョコチョコ手伝ったので、その時の話を少し書いてみようと思います。
自分もまわりの人にちまちまとオススメしていたんですが、こうやって一気に人が増えると嬉しいですね!

Starshipとは

先の記事でもすでに書かれているんですが、プロンプトに様々な情報を表示するものです。
最初はnodeやpythonなどのバージョンぐらいでしたが、今では現在時間やAWSのバージョンなどかなり表示するのが増えてるみたいです。

翻訳の話

GitLocalize

最初はGitlocalizeを使いました。

機能的には以下の感じです。

  • 左右分割の2ペイン表示
  • レビュー機能
  • 機械翻訳
  • 翻訳サジェスト
  • プロへの翻訳依頼

Gitlocalizeでも十分な機能だったのですが、emoji周りで以下の様に正しく編集できなくなる動作がありました。
issue gif

このPRで一度リセットしようと試したりされてもいましたが、結局は解決できず、別のローカライズサービスを使うことになりました。
この時点でほとんどローカライズが終わっていたので見た時結構つらかったです。

Crowdin

最終的にはCrowdinを使うことになりました。

機能的には以下の感じです。

  • レビュー, 投票機能(stack overflowのような)
  • 機械翻訳
  • 翻訳サジェスト

また、Gitlocalizeと比較して以下の違いがあります。

  • 左右分割ではない
  • コメント機能がある
  • 3ペインだが、翻訳後のドキュメント、原文と翻訳inputとサジェスト、コメントという分割。

エディタの見た目としては、GitLocalizeのほうが良い印象でした。(左右分割のペインが特に)
しかし、実際に翻訳作業をすると、Crowdinのほうが良かったです。
おそらく、「翻訳」という作業に必要なものが、一つのペインに集まっていることが大きいと思います。

CrowdinではGitlocalizeで起きたemoji周りの不具合も起きず、無事にローカライズが完了しました。
今後は、中国語やフランス語、ドイツ語などにもローカライズされていくそうです。

ちょっとつらかった点

現在Starship自体が活発で、ドキュメントもどんどん更新されてました。
管理上の問題か、しょうがない点なのかは自分にはわからないですが、ドキュメントが更新されると翻訳済みの文章が原文に戻ってしまうという動作を何度か見かけました。
一度翻訳はしているので、サジェストからポチポチ選択していく程度で済むのですが、良いペースで更新されていくので果てしないいたちごっこのように思えてくることがありました。

終わりに

前述した通り、starshipは活発です。ですが、レビュアーの手が足りてないというのが現状な気がします。(相変わらずchipbusterがめちゃくちゃ頑張ってる)
シェル横断であったり、Rustだったりというのもあって考えることが多いプロダクトですので、大変だとは思います。
でも、見た目も中身もとても楽しいプロダクトですので、これからもやっていけたらと思います。

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