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2026年オープン戦 ヤクルト投手陣分析と先発ローテ予測

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Last updated at Posted at 2026-03-17

オープン戦もまもなく終わり。
ヤクルトの開幕投手は吉村投手に決まりました。
ここまで(3/15までの結果)のオープン戦の結果を振り返り、開幕ローテーションを考えてみます。

投手陣 支配力マトリックス (K9 vs BB9)

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横軸に与四球率(BB9)、縦軸に奪三振率(K9)を配したマトリックスです。左上に位置する選手ほど、自力でアウトを奪う能力が高く、かつ崩れるリスクが低いことを示しています。円の大きさが登板回数を示しています。

木澤投手: グラフの最上部に位置し、異次元のK9を記録。オープン戦調子がいいですね。

増居投手: 左端に位置し、無四球かつ高三振率という「精密機械」っぷりを見せています。試合を見ていても安心感があります。

下川・荘司投手: 右上に位置。「制球の改善が1軍定着の鍵」という課題が明確です。下川投手は、K9 9.00ありながら FIP 4.80。これは被弾や四球という「投手自身の責任」による失点リスクが高いことを示しています。結果2軍で調整していますので、早く上がってきてくれればというところです。荘司投手は課題はありますが、去年の新人王はきっと開幕までに間に合わせてくると信じています。

役割別マトリックス

次に先発とリリーフで分けて見ていきます。
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先発の数値

選手名 投球回 FIP K9 BB9 WHIP
ウォルターズ 5.0 -0.80 9.00 3.60 1.60
高梨 裕稔 10.2 -0.66 9.28 4.22 1.12
山野 太一 12.0 -0.58 6.00 2.25 1.50
松本 健吾 8.0 0.00 9.00 1.12 1.12
奥川 恭伸 10.0 0.50 11.70 5.40 1.50
吉村 貢司郎 12.0 1.00 6.00 3.75 2.17

吉村選手の数値(FIP 1.00 / WHIP 2.17)は、一見すると他の先発メンバーより劣るように見えますが、先発陣で山野投手と並んで最多の12.00回を投げています。最も長い回を投げ、かつ安定したFIPを維持。これが開幕投手に選ばれた「計算できるエース」の証拠だと思われます。

また、奥川投手が復活の兆しを見せています。FIP 0.50とK9 11.70。
防御率だけを見れば「3回3失点」のような場面も目立ちますが、セイバーメトリクス(FIP)の視点では、現在の奥川投手はチームで最も支配的な先発候補の一人です。今季の奥川投手に期待です。

今年の外国人助っ人投手

新外国人の3人は、役割が違えど共通して「三振が取れる」という最高の武器を持っています。試合を見ていても、かなり期待できそうです。

ウォルターズ投手(先発): FIP -0.80は、先発候補の中で(青柳選手を除けば)トップ。K9 9.00を維持しており、吉村選手(FIP 1.00 / K9 6.00)よりも「自力でアウトを奪う力」は上です。

リランソ & キハダ投手(リリーフ): WHIP 0.50 というのは、2イニング投げて1人しかランナーを出さない計算です。リランソ投手の K9 13.50、キハダ投手の K9 11.25 は、勝ちパターンとしての適正がとても高いことを示しています。

ウォルターズ投手は中日からの移籍で、日本での生活やチームへの適応には問題はないと思われます。リランソ&キハダ投手は、ドミニカとベネズエラ出身で、サンタナ&オスナ選手と同郷でチームに馴染みやすいでしょう。試合の後などに一緒に歩いている姿も見かけました。3人とも、長くヤクルトで活躍してもらいたいです。

開幕ローテ予想

開幕戦はハマスタでのDeNA戦。その後中1日で神宮にて広島戦からの中日戦。ホームランの出やすい球場が続きます。
神宮開幕は、小川投手と発表されました。
現在、ウォルターズ、青柳(コン不)、下川、石川、小澤(今季先発転向?)投手が2軍で調整中で、一軍先発メンバーは品薄です。

改めて考えると、先発のやりくり厳しいですね。以下が予測です。

  • DeNA戦
    吉村・山野・高梨

  • 広島戦
    小川・奥川・松本健

  • 中日戦
    吉村・下川・山野

やりくりしんどいため、下川投手を入れました。
開幕戦は、打って勝たないといけない予感しますね。

200勝を目指す石川投手、怪我さえ治ればオープン戦の調子が良かった青柳投手は経験値も高いので、なんとか1軍に上がってきて欲しいところです。あと、なぜか2軍にいる高橋奎投手と、期待の若手坂本投手も調子を上げてくれると、助かりますね。

リリーフ陣は充実

去年に引き続き、今季の中継ぎ陣も充実しています。

選手名 投球回 K9 BB9 WHIP FIP
リランソ 4.0 13.50 4.50 0.50 -1.50
キハダ 4.0 11.25 4.50 0.50 -1.00
増居 翔太 7.0 11.57 0.00 1.57 -0.71
木澤 尚文 4.0 18.00 4.50 1.25 -2.50
荘司 宏太 5.0 12.60 12.60 1.80 1.40

新外国人コンビ(リランソ&キハダ投手): 二人ともWHIP 0.50と、ほぼランナーを出さない圧倒的な内容です。K9も11〜13点台と高く、神宮の狭さを苦にしない「空振り」が取れるのが心強いです。

増居投手の安定感: 中継ぎ陣の中で唯一のBB9 0.00。無駄なランナーを出して一発を浴びるリスクが最も低い、今のヤクルトで最も計算できる存在です。

木澤投手のK9: K9 18.00(すべてのアウトを三振で取る計算)という驚異的な数値を叩き出しています。今季はザワザワしないのでしょうか?増居投手は慶應の後輩ですし、先輩らしくいいところを見せて欲しいですね。

先発陣が5回、6回をなんとか最小失点で凌げば、リリーフ陣が勝利を運んできてくれるはずです。他にも、大西、大道、廣澤、沼田投手もおり、オープン戦の内容も悪くありません。2軍で調整中ですが、石山、拓也投手もいますので、リリーフには大きな課題はなさそうです。

他球団(セ・リーグ)主力投手との比較

他球団の投手で、K9>=8.0 または BB9<=2.5 の主力級のみ抽出し、ヤクルトの投手との比較です。
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他チームに比較して、大きく見劣りはしないようです。リリーフの荘司、下川、沼田投手がBB9(与四球率)が10点を超えてしまっているので、ここは上げていって欲しいですね。
DeNAや阪神にとんでもない投手がいるので、ヤクルトからも、怪物級の投手を出したいところです。

終わりに

今年も先発の課題が改善されず、大変心配です。先発陣の奮起に期待です。打撃で補えるといいのですが、それについては次の記事で取り上げたいと思います。

Appendix

データソースはSports Navi様。3/15までの試合結果から分析しました。
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/teams/2/pitchingstats?ord=%2B&sort=era

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