はじめに
Pythonを使ってVSCodeで開発を始めてから数カ月のPython初心者です。
数か月の中で、VSCodeのPythonに関連する拡張機能を様々使ってみて、タイプミスに気付きやすくなったり、効率化が出来るなどの拡張機能もあり、開発が非常に進めやすくなりました。
本記事では「これからVSCodeにてPythonで開発をしたいと思っている方」を対象として、よりPythonで開発が進めやすくなるVSCodeの拡張機能を紹介します。
開発環境
・WSL2/Ubuntu環境
・Python: 3.10.12
※WSL2/Ubuntu環境で以下codeコマンドを実行することで、VSCodeを起動しています。
code .
Pythonでの開発で使用しているVSCode拡張機能
Japanese Language Pack for Visual Studio Code
VSCodeで「メニュー」・「設定」などを日本語表示できる拡張機能です。
Python・Pylance
「Python」をインストールすると、「Pylance」もインストールされます。
インデントミスや文法ミスなどをチェックし、ミスがあれば「エラー」や「警告」として画面上に表示するなどの機能を持ち、Pythonの開発をサポートする拡張機能です。
Error Lens
「Pylance」などのツールで検出した「エラー」や「警告」をコード上に表示する拡張機能です。コード上で確認できるので、視覚的にわかりやすい利点があります。
Python Extension Pack
複数のPython拡張機能を含んだ拡張機能です。
後述する「Black Formatter」と「Flake8」は本拡張機能に依存しています。
Black Formatter
Pythonのコードフォーマッタ「Black」の拡張機能です。
この拡張機能を使用するまでは、コマンドライン上でblackコマンドを実行し、手動でフォーマットしていましたが、本拡張機能を使用することで「ファイルを保存した時にBlackを自動で実行する」ことができるようになり、非常に便利です。
Flake8
PythonのLinter「Flake8」の拡張機能です。
「Black」と同様に、これまでコマンドラインでflake8コマンドを実行していましたが、本拡張機能を使用することで、Flake8の実行をVSCode上で行うため、開発が効率的になりました。
参考)settings.jsonの設定
「Flake8」と「Black Formatter」についての設定を以下「settings.json」に記載します。
{
"flake8.args": [
"--max-line-length=88"
],
"[python]": {
"editor.defaultFormatter": "ms-python.black-formatter",
"editor.formatOnSave": true
}
}
おわりに
本記事では、よりPythonで開発が進めやすくなるVSCodeの拡張機能を紹介しました。
本記事の内容が少しでも何かの役に立てば幸いです。
参考文献
本記事は以下情報を参考にして執筆しました。