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Windows Server でFTP Serverを設定する方法とFTPクライアントの使い方

Posted at 2021-06-25

Windows ServerでFTP Serverを設定

WindowsServerにFTPServerを設定して、ファイルにアクセスできるところまでの手順を記載します。

PC:DELL PRECISION T3610
OS:WindowsServer2012R2

はじめにWIndowsServerにFTPServerをインストールします。

サーバーマネージャーを起動して、「役割と機能の追加より役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択して「次へ」をクリックします。

「サーバープールからサーバーを選択」を選択して「次へ」をクリックします。

サーバーの役割で「FTPサーバー」の「FTPサービス」を選択します。

「次へ」をクリックします。

「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」を選択して「インストール」をクリックします。

「閉じる」をクリックします。

以上でFTPServerのインストール完了です。

#　FTPサイトの追加

続いて、FTPを使用出来るようにする為に、FTPサイトを設定します。
インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動します。

左側のツリーより、サーバー名を選択した状態で右クリックし、コンテキストメニューより「FTPサイトの追加」をクリックします。

任意にFTPサイト名を入力し、FTPサーバーとしてアクセスさせたいディレクトリのパスを指定し「次へ」をクリックします。ここでは、「D:￥FTP」に設定します。

ポートはウェルノウンポートの「21」を指定し、SSLは「無し」とします。

認証は「基本」、承認「すべてのユーザー」、アクセス許可「読み取り」、「書き込み」を選択し、「次へ」をクリックします。

追加した
「FTP Site」が追加されていることを確認します。

予め設定した「D:￥FTP」に適当なファイルを置いておきます。
ここでは、空のフォルダ1個、画像ファイル15個、テキストファイル1個を置いてテストします。

PoowerShellを起動して、「ftp」と入力してftpモードに切り替えます。

ftpコマンドで「open <サーバー名 or IPアドレス>」でFTPとの接続を開始します。
ここでは、サーバーのIPアドレスに設定してある192.168.0.167を指定して
「open 192.168.0.167」とします。

続けて、Windows Serverのユーザー名とパスワードを聞かれるので入力します。

セキュリティの確認が表示されたら「アクセスを許可する」をクリックします。

ポートコマンド成功
データ接続オープン、転送開始という旨のメッセージが表示されたら準備完了です。

FTPで接続されたことを確認したら、「ls」コマンドでファイルのリストを取得します。
予め配置したファイルが取得出来ていることを確認します。

ネットワーク上のPCからのFTP接続する為に、FTPクライアントソフトを使用します。
有名なものに、FileZilla、FFFTP、Cyberduckなどがありますが、ここでは、WinSCPの使い方を紹介します。