Jetson Nanoを使用するための前準備について解説する。
準備するもの
- Jetson Nano本体
- 冷却ファン
Jetson Nano本体に大きいヒートシンクが付属していますが、冷却能力が不足しているため、Jetson Nano用のサードパーティー製の冷却ファンを購入することをおすすめします。 - microSD Card 32GB以上
- WiFiドングル
有線LANを使用するなら不要ですが、これがあればWiFiを使用することができますので、初心者の人は購入をおすすめします。
自分はtp-linkのTL-WN725Nを使用しています。 - ACアダプター/ケーブル
5V/2A以上の出力が可能なUSBmicroB端子のアダプターとケーブルを用意する。たまにアダプターが対応していてもケーブルが対応していないケースがあるので注意。 - モニター/HTMLケーブル
ディスプレイポート端子もあるのでそちらでもよき - キーボード/マウス
Blutoothは対応していないので、USBレシーバーか有線のものを使用する。
OSを用意する
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公式サイトから
「Jetson Nano Developer Kit SD Card Image」のバージョン4.6.1をダウンロードし、zipファイルを解凍する。 - SDカードにダウンロードしたOSのイメージファイルを焼く
「balenaEtcher」等のソフトを使用してSDカードにイメージファイルをFlashする
「Flash from file」に拡張子[.img]のイメージファイルを選択し、
「Select target」にmicroSDカードを指定する。
「Flash!」をクリックし、完了するまで待つ。
Jetson Nanoを起動する
- Jetson NanoにOSが入ったmicroSDカードを挿入し、モニター、キーボード、マウス、WiFiドングルを接続させ、最後に電源のmicroBを接続する。
- NVIDIAのロゴがモニターに出力され、Ubuntuの設定画面が開かれるので、そこで国の設定やキーボードの設定を入力し、ずっと[Next]から[Finish]までクリックしまくればセットアップ完了。
これでセットアップが完了しました。
OpenCV等を用いて開発する場合、ちゃんとGPU対応版にしないとJetson NanoのGPUを活かすことができないので注意する。