すでに多くのすぐれたエディタがあってそれを使えばMarkdown書くことができるのに、わざわざ作る必要ある?意味ないよねっ、てことになるわけですが、ここでは私があえてMarkdownエディタを作った理由を記載します。
Markdownとは
Markdown(マークダウン)とは、「#」や「*」といった記号をテキストに加えるだけで、構造化に必要な見出しや箇条書きなどをすばやく表現できる世界共通の記法です。
オフィス系のソフトと比べると良い点
Markdownのほうがオフィス系より良いかも
- キーボードのみで記述できる
- 思考を止めることなく話すように記述できる
- メモ帳などのテキストエディタだけで記述できる
- 専用のビューワがなくても意味が理解できる
構造化テキストだからこその良い点
- 機械処理に向いている
- 生成AI(LLM)の事実上の標準記法
多くのサービスで利用されている
多くのサービスで利用されており、優れたエディタはすでに多数存在しています
- Qiita
- VSCode
- Obsidian
- Notion
自治体向けMarkdownのセミナーのため
とある自治体でMarkdownのセミナーをすることになりました。
PC環境の違い
多くの自治体や民間の研究開発部門など、個人情報や秘匿情報を多く扱う業務の場合、容易に情報が流出しないようにするためにPCの環境が通常とは異なっています。
- ネットワークは閉域でインターネットに接続していません
インターネットのサービスは全く利用できません。 - 自由にソフトウエアをインストールすることはできません
- OS(Windows)のバージョンは固定されており、数年前のバージョンが使われる
Windows付属のメモ帳(Notepad)も最近はMarkdownに対応していますが、ちょっと前のバージョンはテキストのみしか記述できません
状況はどんな感じ?
自治体のデジタル化はがんばっていますが、なかなか進んでいません。紙に埋もれて仕事をしているのが実情です。
そんな状況ですからセミナーでは「このボタンを押して次に・・・」など1ステップごとに手順を説明することになります。ちまたのハンズオンでやっているような「〇〇サービスのアカウント作って・・」とか実施するのはかなりハードルが高いです。
だったら作るか
条件は次の3つ
- 閉域のネットワークであっても動作する
- 新たなソフトウエアのインストールをしない
- アカウントを作らず、ログインなし
これらを条件を満たすのは 「ブラウザのみで動作するMarkdownエディタ」 という結論に達しました
さらに使い勝手を考えてさらに3つ
- Markdownを編集中にプレビューが表示される
- ローカルファイルの読み込み、保存
- 印刷、pdfへの変換
要件を記述
- 左ペインに入力
- 右ペインにプレビュー
- 上部はコントロール用のボタンを配置
- ファイル読み込み、保存、印刷
- 初心者に考慮して、太字、h1などのボタン
Markdownエディタ作るぞ
条件を生成AIに入力して作成、動作確認、修正の指示、を何回か繰り返す。さらに完全に閉域で動作できるように手を加えた。
Markdownの学習環境ができた
インターネット不要、ソフトのインストールも不要、アカウント作成も不要、完全無料でMarkdownエディタができた。これを使って Markdownのセミナー参加者にお使いいただくことで学習効果が爆上がりするだろう。
PCの環境が違うから動かないとか、インストールどうするだとか、本質でないところに時間をとられないのがとても良い。
今後Markdownエディタの構成など技術的な内容も機会を見つけて掲載したいと思う。
Markdownエディタ作ってよかった
満足できるものができたと思う。自治会とかかわっている方はネットワーク構成とかで、あきらめてきたことが数多くあるのではないかと思います。この体験談がどなたかの参考になればいいなと思っています。
このオフラインで動作するMarkdownエディタを使っていただければと思います。