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Sakura VPSをクラウドIDE(AWS Cloud 9)で使う

Last updated at Posted at 2021-01-06

やったこと

Sakura VPSを利用しているのですが、Teratermでログインしてviでコーディングというスタイルには限界を感じ
クラウドIDE(AWS Cloud9)経由で利用できるようにしました。

Cloud9でSakura VPSに接続している様子です (これだけ見てもわからないですね...)
ファイルブラウザ、高機能なエディタ、構文解析支援などなど、これでコーディングがはかどる!
image.png

必要なもの

以下の物はすでにあるものとして話を進めます

  • AWSのアカウント
  • Sakura VPSの契約
  • Sakura VPSにSSH接続できるツール(Teratermなど)

手順

1. 22番ポートの開放

Sakura VPSの22番ポート(SSH)を開放します

Sakura VPSのコントロールパネルにログインし、サーバ一覧から対象のサーバを選択
「パケットフィルタ」のタブを選択し、22番ポートが開放されていることを確認します
image.png

もし解放されていなければ、「パケットフィルタ設定へ」をクリックし開放ポートを追加してください
image.png
image.png

2. AWS Cloud9に新規開発環境を作りSakura VPSと接続する

2-1. AWS Cloud9を開き「Cloud9を始める」をクリックします
2-2. 「Create environment」をクリックします
2-3. Step 1 Name environment では NameとDescriptionを適当に設定して、Next stepを押します
2-4. Step 2 Configure settings では、"Create and run in remote server (SSH connection) を選択し、Userに Sakura VPS のログインアカウント、Hostに Sakura VPS のGlobal IPアドレスを入力します。そして、"Copy key to clipboard"をクリックしSSH Keyをクリップボードにコピーしておきます。※この時点でまだ Next Step は押さないでください
image.png
2-5. Sakura VPSのコントロールパネルで「公開鍵」>>「鍵追加>」を選らびます。名前は適当に入力。公開鍵にクリップボードの内容をペーストし「追加」を押します
image.png
2-6. Cloud9の画面に戻り Next Step を押します。
2-7. SSH Key(公開鍵)の設定がうまくいっていれば、Step 3 Review画面が表示されるので、Create environmentをクリックします

3. Sakura VPSに必要なツールをインストールする

3-1. node.jsとnpmのインストール

Sakura VPSにTeratermで接続し、node.jsとnpmをインストールします

$ sudo apt-get update

$ sudo apt-get install -y nodejs npm
$ sudo npm cache clean
$ sudo npm install n -g
$ sudo -E n stable
$ sudo ln -sf /usr/local/bin/node /usr/bin/node
$ sudo apt-get purge -y nodejs npm
$ sudo apt -y autoremove
$ sudo npm install require

もしかすると、node.jsとnpmをインストールしないと、手順2-6か2-7でエラーが出るかもしれません。
その時は、3-1を実行してからもう一度やってみてください。

3-2. c9-install.shの実行

手順2-7でCreate environmentをクリックすると、以下のダイアログが表示されます。
See C9-installをクリックして、c9-install.shを取得してください。
image.png

c9-install.shをscpなどを利用して Sakura VPS 上にコピーします。
image.png

Sakura VPSで c9-install.sh を実行します
※chownはroot:rootのままだと色々Permissionのエラーが出るために、その対応

$ chmod 777 c9-install.sh
$ sudo ./c9-install.sh
$ find .c9 -exec sudo chown ユーザ名:グループ {} \;

4. AWS Cloud9 installerをうまく抜ける

手順3で Sakura VPS に必要なツールはインストールしたので、
Cloud9からインストールする必要はありません。
うまいタイミングで、インストーラーをキャンセルします。
image.png

image.png

この画面で Cancel を押す!
image.png

タイミングが遅すぎると、インストール失敗の画面になります
Previousをクリックしてもう一度 Cancel を狙ってください
image.png

うまく cancel できれば、この画面にたどり着きます。
Finish を押すと、Cloud9が起動し、Sakura VPSとの接続が確立されます。
image.png

これで設定は完了。
AWS Cloud9での快適なコーディングをお楽しみください!

参考にさせていただいた記事

既存EC2インスタンスにAWS Cloud9を構築する
https://qiita.com/yube/items/57c3454c9e9517c7edf5

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