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WoLについて

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Last updated at Posted at 2025-12-14

はじめに

最近PCの電源が急につかなくなりました。
どうやらケースの電源ボタンのケーブルが断線したらしく、ドライバーでマザーボードの電源ピンをショートさせると普通に起動しました。
故障箇所は電源ボタンだけでしたのでケースを買い替えるのはもったいなく感じましたし、電源ボタン単体を購入するのも手間に感じて気が進みませんでした。
ですが、パソコンの電源をつけるたびにケースを開けてピンをショートさせて・・・というのも面倒なのでWoLを設定することにしました。

そもそもWoLとは

WoLとはWake-on-Lanの略で、マジックパケットと呼ばれるFFFFFFFFFFFF+MACアドレス16回の繰り返しで構成された以下のようなパケットを受信したらパソコンの電源を投入する機能です。

FF FF FF FF FF FF  ← 同期用
AA BB CC DD EE FF  ← 1回目
AA BB CC DD EE FF  ← 2回目
AA BB CC DD EE FF  ← 3回目
...
AA BB CC DD EE FF  ← 16回目

マジックパケット送信用のアプリをスマホに入れ、パソコンのIPアドレスとMACアドレスを登録し、パソコン側のBIOSとWindows内のWoLに関する設定をオンにすると準備完了です。

ところが、きちんと設定できているのにも関わらず電源がつきませんでした。
WireSharkでパソコンの受信したパケットを確認してみると、起動確認用のpingは届いていましたが、WoL用のマジックパケットは届いていませんでした。

詳しく調べてみると、pingの通信はユニキャストと呼ばれる、IPアドレスを指定した1対1の通信なので、ルーターのルーティング機能によりパケットはルーターを超えて転送されますが、マジックパケットを送信するために使われるブロードキャストアドレスを用いた通信は同じサブネット内(自分の環境だと192.168.2.0/24のネットワーク内(192.168.2.1~192.168.2.254))にしか送信されないのでパソコンにはマジックパケットは到達できず、起動しないようでした。

私の環境について

私の家のネットワークは以下のような構成になっており、パソコンとスマートフォンが接続されているWi-Fiルーターが別ネットワークになっていました。この構成が原因で、マジックパケットが到達しなかったようです。

私の家のネットワーク構成
HGW ━ PC(192.168.1.3)
┗━━Wi-Fiルーター(192.168.2.1)

使用しているHGWはPR-400KIという型番で、拡張カードを挿さないと無線LAN機能が使えないため、ルーター機能が内蔵されていないと思い込んでいました。しかし、実際にはルーター機能が内蔵されているらしく、二重ルーター状態になっていたようです。そこでWi-Fiルーターのモードをアクセスポイントモードに変更してDHCPをHGWだけにすることで、PCとWi-Fi側のサブネットを同じにすることができ、WoLを使ってパソコンを起動できるようになりました。

余談

パソコンの故障箇所を特定したい場合に事前にWoLを設定しておくと、マザーボードに電気が供給されていればLANポートのリンクランプが点灯するので、電源とマザーボードは壊れている可能性が低いと判断することができます。

まとめ

今回はWoLで私が詰まったことについて記事にしてみました。
WoLの設定方法について解説しているサイトにはこのことが書かれていないことが多いので、どなたかの助けになれば幸いです。

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